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『アバウト・ア・ボーイ』卓越した“子供の描き方”に影響を与えた『大人は判ってくれない』のエッセンスとは!?

(c)Photofest / Getty Images

『アバウト・ア・ボーイ』卓越した“子供の描き方”に影響を与えた『大人は判ってくれない』のエッセンスとは!?

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『アバウト・ア・ボーイ』あらすじ

ロンドン。ウィル・フリーマンは、気ままな独身生活を堪能するプレイボーイ。そんな彼の前に突然現れた、魅力的なシングルマザーとの出会いがきっかけで、ウィル・フリーマンはシングルファーザーを装い、片思いの自助けグループに参加する。


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『アメリカン・パイ』の米国人監督が描く英国コメディ



 ロンドンを舞台に、12歳の少年と38歳の中年男の、年の差を超えた固い友情を描いたヒューマン・コメディ映画『アバウト・ア・ボーイ』(02)。原作者、キャスト、それにスタッフにも英国勢がひしめき合う中、スタッフ・ロールで目にした監督名に思わずビックリ・・・公開当時、そんな経験をした人も多いのではないだろうか。


 なにしろ、本作の製作、監督、脚本を担うクリス&ポール・ワイツはニューヨーク生まれのアメリカ人。彼らは本国で大ヒットした、決してお上品とは言えないコメディ『アメリカン・パイ』(99)を世に送り出した兄弟コンビでもあるのだ。


『アバウト・ア・ボーイ』予告


 そんな兄弟監督が英国に立つ。この決断はきっと彼らにとっても大きな挑戦だったはずだ。実際、前作とはテイストの異なる脚本の仕上がりに関係者全員が驚いたという。それからキャスティングをめぐっては、当初、ウィル(ヒュー・グラントが演じた)の役をブラッド・ピットにオファーして断られたという経緯もあったようだが、結果的にグラントの演技があまりに完璧すぎたたこともあり、今となってはピットが演じる姿なんて想像もできない。



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