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最新!A24のおすすめ映画57選!もはやオスカー常連の気鋭の映画会社

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最新!A24のおすすめ映画57選!もはやオスカー常連の気鋭の映画会社

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ここ6~7年ほどで、日本でも急速に名を知られるようになったアメリカの配給・製作会社がある。その名は、「A24」。2012年に設立されたまだ若い企業だが、北米や世界配給を手掛ける作品の斬新性や、アカデミー賞作品賞を受賞した製作・配給作『ムーンライト』(16)で大躍進を遂げ、『レディ・バード』(17)『ミッドサマー』(19)『LAMB/ラム』(21)等、話題作を連発。2023年には第95回アカデミー賞にて『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22)が作品賞・監督賞を含む最多7冠、『ザ・ホエール』(22)が主演男優賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞の2冠に輝き、A24作品が席巻した。今や映画好きにとどまらず、アートやカルチャー系の人々にまで伝播している。


A24の魅力は、第一に作品選定。映画祭などで見つけた世界の有望な若手監督の作品を配給し、その後彼らに「自由に撮らせる」スタイルで新作を製作・配給する。クリエイターを「発掘」し、「支援」することでエッジーなラインナップを保ってきた。スタッフの多くが若手であることも大きいと言われるが、その審美眼や感性を支持する声は多い。


次に、独自のブランド戦略。作品のテイストに合わせてロゴをアレンジし、予告編に挿入する粋なアプローチで自社の名を浸透させ、「A24」のロゴが入ったオリジナルのウェアやキャップ、食器などのグッズを売り出すほか、ZINEの発行に「ホラー」や「ミステリー」などのジャンルを「匂い」と「色」で表したキャンドルを販売するなど、多彩な商品展開を実施。2020年には、新型コロナウイルスに伴うチャリティーオークションを開催し、映画の小道具や衣装を出品した。また、映画の舞台で野外上映を行う企画も開催。


SNSの運用もスタイリッシュで、TwitterInstagramの投稿は独自性が際立っている。こうした宣伝戦略で、本国ではインディペンデント系の作品から離れた若い層を劇場に呼び戻したとも言われており、「インディペンデント界の雄」としての地位を築いた。俗っぽい言い方になるが、作品だけでなく配給会社自体が「お洒落でカッコいい」イメージを有しているのだ。


近年はアートハウス的な作品だけでなく、IMAX推奨映画『CIVIL WAR(原題)』(24)に乗り出したり(製作費はA24史上最高額との噂。A24史上初となる初登場1位を獲得)、コジマプロダクションとゲーム「DEATH STRANDING」の実写映画化を共同製作すると発表。新たなフェーズに突入している。日本においてはハピネットファントム・スタジオと独占パートナーシップ契約を締結。A24が世界配給権を所有する新作映画について、同社が独占的に日本国内配給を手掛けることとなった。


今回は、そんなA24のオススメ作品を57本に厳選。年代順にご紹介する。


Index

A24おすすめ映画57選! 2013~2015



A24おすすめ映画57選! 2016~2017



A24おすすめ映画57選! 2018~2019



A24おすすめ映画57選! 2020~2023



A24おすすめ映画57選! 2021~2023



A24おすすめ映画57選! 2013~2015





1.『スプリング・ブレイカーズ』(13) 監督:ハーモニー・コリン 94分


2012年の設立後、2013年から始動したA24が、『チャールズ・スワン三世の頭ン中』(13)、『ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界』(13)に続いて送り出した作品。旅行資金を得るために強盗をしでかす女子大生と、麻薬の売人の危険な関係をサイケデリックかつドラッギーに描いた。


ドレッドヘアで売人を怪演したジェームズ・フランコほか、セレーナ・ゴメスらが出演。劇中を彩るパーティーミュージックの数々も特徴的だ。同年の『ブリングリング』(13)と共に、アブノーマルな作家性の強い作品を好むA24らしい一作であり、現在でもカルト的な人気を誇る。


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2.『複製された男』(14) 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 95分


©2013 RHOMBUS MEDIA(ENEMY)INC./ROXBURY PICTURES S.L./9232-2437 QUEBEC INC./MECANISMO FILMS,S.L./ROXBURY ENEMY S.L. ALL RIGHTS RESERVED. 


のちに『ボーダーライン』(15)、『メッセージ』(16)、『ブレードランナー 2049』(17)を手掛けるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が手掛けた不条理SF。自分とうり二つの男と出会った大学講師がたどる、壮絶な運命をつづる。


演技派俳優ジェイク・ギレンホールが一人二役を演じ、人生が狂っていく男の焦燥や困惑を鬼気迫る表情で体現。劇中で意味深に挟まれるクモのイメージや、黄色くもやがかった映像など、芸術性と文学性が際立ち、強烈な後味を残す。


あわせて読みたい:甘美なカオスに絡め取られる快楽。『複製された男』の謎世界を読み解く


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3.『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(14) 監督:ジョナサン・グレイザー 108分


『アベンジャーズ』(12)で世界的にブレイクした、スカーレット・ヨハンソンのフルヌードも話題を集めたSFホラー。第70回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映されると、奇抜な内容から賛否を巻き起こしたという。


その女に関わった男たちは、みな姿を消す――。男性を毒牙にかける美女(の姿をした“何か”)の官能的な魅力や、観る者を不安にさせるような黒い液体、不穏なカメラワークなど、こちらも極めて作家性が強い作品だ。A24が配給を手掛けた理由も、非常にうなずける。


ちなみに同年には、『クロニクル』(12)のデイン・デハーンが主演したゾンビコメディ『ライフ・アフター・ベス』(14)や、人間をセイウチに改造しようとする狂人を描く『Mr.タスク』(14)など、マッドな作品がひしめいている。


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4.『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(14) 監督:スティーヴン・ナイト 85分


『イースタン・プロミス』(07)の脚本家スティーヴン・ナイトが監督・脚本を務めたアイデア作。車の中だけを舞台に、ある目的を持ってどこかに車を走らせている男の劇的な一夜を描く。主演を務めるトム・ハーディの一人芝居になっており、残りは電話の声で構成された。


余談だが、声で出演した面々は『女王陛下のお気に入り』(18)のオリヴィア・コールマン、ドラマ『SHERLOCK』や『1917 命をかけた伝令』(19)のアンドリュー・スコット、スパイダーマン役をつかむ前のトム・ホランドと、異常に豪華だ。リアルタイムで状況が悪化していく見事なスクリプトと、次第に明かされていく主人公の目的、緊張感漂うハーディの演技が光る。


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5.『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(15) 監督:ノア・バームバック 97分


Netflix映画『マリッジ・ストーリー』(19)で再び評価を高めたノア・バームバック監督が、ベン・スティラー、ナオミ・ワッツ、アダム・ドライバー、アマンダ・セイフライドといったメンバーとともに送る軽妙洒脱なコメディ。


ニューヨーク・ブルックリン。人生に行き詰まりを感じる40代のドキュメンタリー作家とその妻が、20代の活気あふれる夫婦と知り合い、日常に“ツヤ”と“ハリ”を取り戻していくのだが……。バームバック監督らしい人生観のにじんだユーモラスなセリフや、俳優陣の流れるような掛け合いが楽しめる。




6.『エクス・マキナ』(15) 監督:アレックス・ガーランド 110分


(c)Photofest / Getty Images


『ザ・ビーチ』(00)、『28日後…』(02)、『わたしを離さないで』(10)の脚本家アレックス・ガーランドの監督デビュー作。 第88回アカデミー賞では、視覚効果賞を受賞した。


抽選に当たり、IT企業の社長の邸宅に招かれた社員。そこで待っていたのは、技術の髄を集めた最新型のAIロボットだった。“彼女”の性能を試すため、会話を行うよう頼まれる主人公だったが、徐々にAIロボットに心をとらわれていく――。


社長・社員・AIロボットの関係性が変容していくスリリングな展開と、AIロボットを演じたアリシア・ヴィキャンデルの美しさが際立つ作品。余談だが、同年のアカデミー賞でヴィキャンデルは助演女優賞を受賞している(『リリーのすべて』)。


あわせて読みたい:『エクス・マキナ』インディーズ映画の可能性をアップデートした、アカデミー視覚効果賞受賞の新しいSF映画




7.『ルーム』(15) 監督:レニー・アブラハムソン 118分


2015年は、A24にとって記念すべき年となった。『ルーム』(15)が第88回アカデミー賞で主演女優賞、前述の『エクス・マキナ』が視覚効果賞、『AMY エイミー』(15)が長編ドキュメンタリー映画賞に輝いたからだ。業界内に「A24」のブランドが一気に知れわたった出来事といえよう。


ベストセラー小説を映画化した本作は、「部屋」に何年もの間監禁された女性と、その中で生まれた5歳の息子の脱出劇を描く社会派ドラマ。のちに『キャプテン・マーベル』(19)に主演するブリー・ラーソンの強さと弱さが入り混じった名演や、“天才子役”ジェイコブ・トレンブレイの存在感が大いに話題を集めた。




8.『ウィッチ』(15) 監督:ロバート・エガース 93分


17世紀のニューイングランドを舞台に、「魔女伝説」の起源を描くゴシックホラー。うっそうとした森の近くに引っ越してきたキリスト教徒の家族が、末っ子の失踪から疑心暗鬼と恐怖に取りつかれ、心が壊れていく。


じわじわとおぞまじさに浸されていくような、底冷えする恐怖演出が突出しているほか、のちに『スプリット』(17)に出演するアニヤ・テイラー・ジョイが堂々たる演技を披露している。


本作が絶賛され、第31回サンダンス映画祭で監督賞を受賞したロバート・エガース監督は、のちにA24と『The Lighthouse(原題)』(19)を製作することに。




9.『ロブスター』(15) 監督:ヨルゴス・ランティモス 119分


ギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、ハリウッドの面々と共に作り上げた不条理劇。「パートナーが見つからなければ、動物にされる」という“縛り”が課せられた世界で、相手探しに奔走する男女の姿をブラックユーモア満載でつづる。


眼鏡をかけ、小太り体型になったコリン・ファレルを中心に、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリー、ベン・ウィショー、レア・セドゥといった面々が集結。危険思想の革命家やパートナー探しに暴走気味の男性など、強烈なキャラクターを演じている。


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