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菅田将暉出演のオススメ映画10選!子犬のような無邪気さと狂犬のごとき攻撃性!

(C)ジョージ朝倉/講談社 (C)2016「溺れるナイフ」製作委員会

菅田将暉出演のオススメ映画10選!子犬のような無邪気さと狂犬のごとき攻撃性!

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5.『溺れるナイフ』(16) 監督:山戸結希 111分



新鋭・山戸結希監督が世に知られる契機となった映画であり、本作と『ディストラクション・ベイビーズ』で、CMや映画など、共演が多い菅田と小松菜奈のペアの認知も広まったアーティスティックな青春ラブストーリー。


雑誌モデルをしていた少女(小松)が、父の故郷に引っ越すことになり、超然的な金髪の少年(菅田)と出会う。野性的で予測不能だが、“自分”を強く持っている彼に惹かれていく少女だったが……。


ジョージ朝倉の同名漫画の実写映画化であり、いわゆる「コミック原作モノ」なのだが、レイプ未遂のシーンがあるなど、内容はなかなかに壮絶で強烈。金髪で色白の奇抜な少年に扮した菅田は、「ジュースが垂れた主人公の首筋をなめる」「主人公に唾を吐きかけてからキスをする」など、爽やかで甘い胸キュンシーンとは180度違うどぎついシーンにチャレンジしている。


山戸監督の作風は「過剰なまでの女子の自意識」といえるが、本作でも随所にその傾向が見られ、十代の少女のはちきれそうな欲望、メランコリックで挑発的なセリフ、被写体を至近距離で映す“寄り”のショットに激しいカットバックと細かいカット割り、海のシーンの多用など、ポエティックな筆致が畳みかける。個性あふれる世界の中で、ある種の神秘的でイノセントな存在として輝き続ける菅田は、まさに映画の申し子と呼ぶにふさわしい。


なお、2016年には、菅田の出演映画が8本も公開。行定勲監督作『ピンクとグレー』(16)では中島裕翔や夏帆と共演し、三浦大輔監督作『何者』(16)では 佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、岡田将生、山田孝之と演技対決を繰り広げている。


 


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(C)ジョージ朝倉/講談社 (C)2016「溺れるナイフ」製作委員会


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