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スタジオライカ最新作『ミッシング・リンク』クリス・バトラー監督×八代健志監督リモート対談 ストップモーションの可能性を広げたい【Director's Interview Vol.91】

スタジオライカ最新作『ミッシング・リンク』クリス・バトラー監督×八代健志監督リモート対談 ストップモーションの可能性を広げたい【Director's Interview Vol.91】

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異国情緒あふれる冒険の旅へ!



Q:最後に、クリス監督の考える『ミッシング・リンク』の見どころを教えて下さい。


クリス:まず、ビッグフットのMr.リンクを好きになってほしいですね。本当に愛すべきキャラクターだと思うし、僕は心から彼のことが大好きです。暖かいし、すごく機知に富んだキャラクターだと思っています。


映画の方は、ジェットコースターのようなワクワクするアドベンチャーになればいいなと思って作りました。世界中を旅しますし、キャラクターとともに異国情緒あふれた体験をすることができる。でもその基盤にあるものは、この作品のテーマでもある、「アイデンティティというものは、他人が自分に押し付けるものではなく自分で選ぶものなんだ」というメッセージですね。


それと、今コロナ禍にある世界だからこそ、みんな飢餓感を感じているのが、新しいところに行くという体験だと思うんです。この作品を通して色んなところに行けるので、そういった意味でも、今こそ楽しんでもらえる作品じゃないかなと思っています。


八代:確かにいろんなところを旅させてもらいました。いつか日本にいらしたときはぜひ、僕らのスタジオにも遊びにきてください。


クリス:ぜひ、伺いたいと思います。


八代:お待ちしています。



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監督/脚本/キャラクター・デザイナー:クリス・バトラー

1974年、イングランド・リバプール生まれ。これまでに『ティム・バートンのコープスブライド』(05)など数々の有名なアニメ作品のデザインや絵コンテなどを手掛けてきた。『コララインとボタンの魔女』(09)では、ストーリー・スーパーバイザー、『パラノーマン ブライス・ホローの謎』(12)では脚本と共同監督、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(16)ではヘッド・オブ・ストーリーと脚本を担当した。本作でゴールデン・グローブ賞アニメ映画賞受賞。アカデミー賞®にもノミネートされた。





監督:八代健志

東京芸術大学デザイン科卒業。太陽企画にてCMディレクターとして実写を中心に活動する傍ら、様々な手法のストップモーションアニメーションも扱ってきた。2015年TECARATを立ち上げ、人形アニメーションに軸足を移す。脚本・監督のほか、美術、アニメート、人形造形なども手がける。手から作り出される質感を重視し、ストップモーションアニメーションならではの映像を目指している。



取材・文: 阿部靖子

1988年生。フリーランスのストップモーションアニメーター。「Eテレプチプチアニメ ワーキングボーシーズ(レストラン編)」「Netflix リラックマとカオルさん(19)」「Honda ORIGAMI(18)」などにアニメーターとして携わる。八代健志監督の「眠れない夜の月」「ノーマン・ザ・スノーマンシリーズ」にもスタッフとして参加した。コマ撮りアニメの魅力を伝えるブログ「コマコマ隊のコマドリル」運営メンバーとしても活動中。





『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』

11月13日(金)新宿バルト9他 全国順次公開

© 2019 SHANGRILA FILMS LLC.

配給:ギャガ 

公式サイト: https://gaga.ne.jp/missing-link

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