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『ワンダーウーマン 1984』ガル・ガドット 女性のエンパワーメントについていつも話し合ってきた【Actor's Interview Vol.9】

(c) 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC Comics

『ワンダーウーマン 1984』ガル・ガドット 女性のエンパワーメントについていつも話し合ってきた【Actor's Interview Vol.9】

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ペンシルバニア・アベニューを完全封鎖



Q:チーター役のクリステン・ウィグとの共演はいかがでしたか?


ガル:彼女は最高よ。私はずっと彼女の大ファンだったの。明るくておかしくて、ドラマチック。驚くべき才能をもった役者だわ。私とパティはあるイベントで彼女と初めて会ったのだけれど、そのときふたりして「彼女はチーター役にぴったりじゃない?」って話していたの。そのあと、パティはクリステンとディナーをしてじっくり話し、この役に選んだんだと思う。撮影のとき、彼女がチーターと言うキャラクターをコミックブックより魅力的に創り上げて行く姿を目にするのは、とても面白かったわね。


私たちは本当に仲良くなった。クリステンは才能があるだけじゃなく、優しくて温かく、思いやりもある人だったからよ。意気投合した私たちは、撮影のないとき、自分たちで書いた歌を歌い、それを録音して撮影もしたの。あまりに楽しそうだったせいか、それに参加できなかったパティがジェラシーしていたくらいよ(笑)。


(c) 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC Comics


Q:監督のジェンキンスは、VFXを抑え、出来る限り演じる役者にアクションをしてもらうようにしたと言っています。とても大変だったのでは?


ガル:すごーく大変だった(笑)。ワイヤーワークひとつをとっても、これまでとは異なる複雑さだったからよ。でも、一番苦労したのは走るシーン。ワシントンDCのペンシルバニア・アベニューを遮断して撮影したとき、私はケーブルに繋がれて時速27マイル(43キロ)の速さで走らなきゃいけなかった。ケーブルがあるから大丈夫そうだけど、足の動きをその速度に合わせなきゃいけないのよ! それは本当に本当に大変だった。私、ダンスは得意なんだけど、走るほうは苦手なんだわ(笑)。


ちなみに、今回の撮影で世界中を回ったのだけれど、もっともエキサイティングだったのは、このワシントンDCでの撮影なの。ホワイトハウスへと続く道(ペンシルバニア・アベニュー)を撮影のために完全封鎖したのは、私たちのこの映画が初めてだったと聞いているわ。ホワイトハウスを見ながら撮影なんて、とってもクレイジーじゃない?(笑)。


Q:今回のアクションは優雅さを重要視したそうなので、ダンサーの経験をもつあなたにとってはよかったのでは?


ガル:シルク・ドゥ・ソレイユの動きよね。撮影が始まる前、私とパティは一緒に彼らの公演を観に行って、大きなインスピレーションをもらったの。キックしたりパンチしたりするんじゃなく、もっとフェミニンで美しく、優雅でセクシーなアクションをやろうって。そのために重点的にやったのはストレングス(強度)やフレキシビリティ(柔軟性)を強めるトレーニング。ほとんどダンスレッスンのようだったから、とても楽しかった。大変だったけど楽しかったのよ。



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