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ハリー・ポッターと魔法学校のクリスマス【川原瑞丸のCINEMONOLOGUE Vol.14】

ハリー・ポッターと魔法学校のクリスマス【川原瑞丸のCINEMONOLOGUE Vol.14】

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ハリーの初めてのクリスマス





 クリスマスの朝、同室の親友ロン・ウィーズリーとお祝いの挨拶を交わすと、ハリーは初めてのプレゼントを開けた。ロンのママから贈られた手編みのセーターで、胸には大きく「H」と編まれている。ロンも「R」のセーターをもらうけれど、彼は毎年お馴染みの母のセーターに少しうんざりした様子。でも、叔母の家で不遇な11年を送ってきたハリーにとって、初めての、愛のこもったプレゼントらしいプレゼントだった。


 さらにハリーは誰かから父親の形見の「透明マント」を贈られる。身にまとうと身体を透明にしてくれるこのマントにより、ハリーの学校内での冒険は一気に広がる。夜毎城の中を歩き回り、彼はいろいろな秘密を知ることになるが、会ったことのない父も若い頃同じように冒険をしていたことを知る。


 初めてのクリスマスはハリーを家族と結びつける。血の繋がった父親はもちろん、彼を暖かく迎え入れてくれたウィーズリー家という新しい家族とも。魔法使いたちのクリスマスも、ぼくたちマグル(魔法を使わない人間)のクリスマスと変わらない。特に、お祝いの起源的なところとは少し離れてクリスマスが楽しまれている日本から見ても、だいぶわかりやすくて親しみやすいと思う。



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