新作映画『流浪の月』

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『フラガール』（06）『悪人』（10）などの傑作を手掛けてきた李相日監督の6年ぶりの新作。人間の本質に迫る手腕は相変わらず見事だが、これまでの作品に見られた重厚なリアリティは抑制され、新たな一面を感じさせる作りとなっている。撮影監督に『パラサイト 半地下の家族』（19）のホン・ギョンピョを迎えたことも、その新たな世界の一翼を担っているだろう。

5月13日(金）全国ロードショー 　配給：ギャガ

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旧作映画『お嬢さん』

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5月17日に第75回カンヌ国際映画祭が開幕。今回のコンペティション部門にはパク・チャヌク監督の新作が出品される。彼の前作『お嬢さん』（16）は、サラ・ウォーターズの小説『荊の城』の見事な翻案。観る者を惹きつけて離さないストーリーテリングと映像美、フェティッシュな細部へのこだわりが全編に充満している。

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