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今週のおすすめ 2023年12月22日(金)新作映画『PERFECT DAYS』/ 旧作映画『ターミナル』

今週のおすすめ 2023年12月22日(金)新作映画『PERFECT DAYS』/ 旧作映画『ターミナル』


新作映画『PERFECT DAYS』



ⓒ 2023 MASTER MIND Ltd.


『PERFECT DAYS』(23)は見事に作家性の強い作品でした。『ベルリン・天使の詩』(87)にも通じるような映像詩が展開されます。但し、舞台はベルリンでなく東京であり、主演はブルーノ・ガンツでなく役所広司。そこが面白いです。見知っている東京の風景のなか、役所広司扮する「公園トイレ清掃員」が黙々と働いている。それがまた本当に「黙々と」なんですよ。無言の芝居だけで見せる感じです。役所広司が視線を落とす、とか、一瞬、相手の顔を見返すみたいなことが意味を持ちます。


12月22日(金) よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!

配給:ビターズ・エンド


コラムは こちらから




旧作映画『ターミナル』


(c)Photofest / Getty Images


空港で18年間暮らした、“ターミナルマン”ことメフラン・カリミ・ナセリの実話に着想を得た『ターミナル』(04)。原案のアンドリュー・ニコルが掲げる“越境”、そして監督のスティーヴン・スピルバーグが掲げる“難民”というテーマが掛け合わされることによって、『ターミナル』は産み落とされた。だからこそ、主人公ビクター(トム・ハンクス)が空港のドアに向かって歩みを進めていくショットは、あまりにも神々しい。


レビューは こちらから

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