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宮崎駿監督85歳、尽きない創作意欲でジブリパークに新たな彩り「パノラマボックス」初公開!

© 1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N

宮崎駿監督85歳、尽きない創作意欲でジブリパークに新たな彩り「パノラマボックス」初公開!

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スタジオジブリは、宮崎駿監督の最新の仕事である「パノラマボックス」計31点を、2026年7月8日より愛知県長久手市のジブリパーク内「ジブリの大倉庫」にて展示すると発表した。記者会見には鈴木敏夫プロデューサーと宮崎吾朗監督が登壇し、現在制作中のものを含む23点がメディア向けに初公開された。



『君たちはどう生きるか』作画終了後からの制作



「パノラマボックス」の制作は、映画『君たちはどう生きるか』の作画作業が終了し、仕上げ段階に入った2022年6月頃からスタートした。吾朗監督によると、時間ができた宮崎駿監督が「吾朗のために、俺はジブリパークのために作るんだ」と自ら発案し、約3年半の月日をかけてコツコツと作り上げてきたという。


「パノラマボックス」とは宮崎駿監督による造語で、紙を切り抜き、奥から手前へと重ねていくことで奥行きのある空間を生み出す立体アートだ。横からの視点で作られる一般的な舞台の書き割りなどとは異なり、俯瞰(ふかん)や煽り(あおり)といった「縦の構図」を多用している点に、宮崎駿監督ならではのダイナミックな空間認識が表れている。



素材は紙とハサミ。試行錯誤を重ねた完全な「手作り」



使用されている素材は、宮崎駿監督が最も扱い慣れた紙、鉛筆、水彩絵の具、ペンのみ。スタッフが「経年劣化で変色するから」と止めるのも聞かず、セロハンテープでペタペタと貼り合わせ、ハサミで切り抜くというアナログな手法で作られている。設計図などは特に用意せず、自らの手でラフなレイアウトから立体へと組み立て、気に入らなければ外して捨てるという試行錯誤を繰り返しながら完成に漕ぎ着けた。



宮崎吾朗監督と鈴木敏夫プロデューサー



85歳を迎えてなお「やたら元気」な宮崎駿監督



会見では、今年1月に85歳を迎えた宮崎駿監督のパワフルな近況も明かされた。会見場には姿を見せなかったものの、実はすぐ近くで様子をうかがっているかもしれないとのこと。鈴木プロデューサーが「やたら元気で、受け答えの反射神経もすごい」と驚けば、吾朗監督も「血液検査の数値が僕よりいい」と笑いを誘った。鈴木プロデューサーは「宮崎駿監督はまた映画を作りたいのではないか」とも感じているそう。


作品につけられた「オーイあぶないよ」などのユニークなタイトルは、スタッフにタイトルを問われた監督が直感で発した言葉をそのまま採用したものだという。ジブリパークに、宮崎駿監督の遊び心と情熱が直接注ぎ込まれた新たな展示が誕生する。





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