今週のおすすめ　2023年9月8日（金）新作映画『6月0日 アイヒマンが処刑された日』/ 旧作映画『悲情城市』

新作映画『6月0日 アイヒマンが処刑された日』

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アウシュヴィッツ強制収容所へのユダヤ人大量移送を指揮した、ナチス・ドイツ高官のアドルフ・アイヒマン。イスラエル政府は、アイヒマンを1961年5月31日から6月1日の真夜中の“6月0日”に絞首刑に処した。遺体は火葬されたが、実はイスラエルでは律法により火葬が禁止されており、火葬設備が存在しない。では、誰が、どうやってアイヒマンの遺体を火葬したのか？ジェイク・パルトロウ監督はこの史実に着目し、新たな視点でホロコーストの傷痕を描き出した。

9月8日（金）TOHO シネマズ シャンテほか全国公開　配給：東京テアトル

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旧作映画『悲情城市』

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第80回ベネチア国際映画祭にて俳優トニー・レオンに金獅子生涯功労賞が授与された。彼が主演を務め、初めて国際舞台で大きな注目を集めたのが、同映画祭で金獅子賞を受賞した『悲情城市』（89）。監督ホウ・シャオシェンの初期集大成と位置づけられる本作は、台湾で起きた国民党による大虐殺事件、通称「二・二八事件」を初めて描いた映画であり、台湾の歴史上もっとも重要な作品と言われている。

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