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映画に出てくるお気に入りのクルマ【川原瑞丸のCINEMONOLOGUE Vol.6】

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『ゴーストバスターズ』のキャデラック・エルドラド


 

 映画を通して車の種類というものを覚えてきたようなところがある。今回は映画に登場する車の中でも個人的に好きなものを紹介します(順不同)。


 まずはわかりやすいところで『ゴーストバスターズ』(1984年)の幽霊退治専用車両「ECTO-1」。


 ミラー・メテオ社が救急車や霊柩車に改造した1959年式キャデラック・エルドラド(キャデラック・アンビュランス)をさらにバスターズ専用車に改造したもの。


 たとえ二重に改造されていても平べったい大きな車体や丸みを帯びたフォルム、豊かさを象徴するロケットのようなテイルフィンなどの特徴はどこまでも健在で、バスターズ仕様の改造や装飾と合わさって唯一無二の存在感を放っている。


 怪奇現象の現場に急行してニューヨークの街中を飛ばす姿が印象的だけど、道を曲がるときに長い車体が傾いて大きく振られる動きなどが特にかっこいい。とにかく車体が長い。


  リブート版(2016年)での「ECTO-1」は82年式のキャデラック・ドゥビルだが、一作目でバスターズたちが古ぼけたポンコツの59年式エルドラドを手に入れたのに対し、今度は一作目当時の80年代では新しかったであろう車が現代版バスターズたちに時代遅れのおんぼろとして迎え入れられるというのがおもしろい。ドゥビルがあまり人気でなく、簡単に入手できる車種というところも、お金が無いゴーストバスターズにぴったりだ。屋根に載せたでっかい黄色いサイレンがややケッタイ。


『ゴーストバスターズ』を今すぐ観る




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