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『ソフィア・コッポラの椿姫』ノーラン作品の常連、美術監督ネイサン・クロウリーが舞台にもたらした芸術性

『ソフィア・コッポラの椿姫』ノーラン作品の常連、美術監督ネイサン・クロウリーが舞台にもたらした芸術性

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瞬時に観客の心をつかむ「巨大な階段」



 ソフィア・コッポラが初のオペラ演出を手がけた「椿姫」は、その緞帳が上がると暗闇の中から青白い照明に照らされ、うっすらと「巨大な階段」が浮かび上がってくる。物悲しく荘厳な響きを持つ前奏曲に合わせて、この階段をゆっくりと降りゆくヒロイン、ヴィオレッタ。彼女がじっくりと一段一段を踏みしめる姿は、その黒色のドレスの美しい陰影も相まって観客の心に深い印象を与えてやまない。そこでいざ、オーケストラの音が高鳴ると、ステージの雰囲気は一転。邸宅のすべての窓が一斉に開け放たれ、そこから入場してきた招待客を交えての社交界が華々しく幕をあけるのである。


 このようにソフィアが仕掛ける「椿姫」の出だしは、その芸術性においても、物語の語り口の面でも観客の心を瞬時に引き込む魅力に溢れている。そして何よりも重要な役割を果たすのが、この象徴的な「階段」を始めとする舞台美術の存在だ。これらを手がけたのは美術監督のネイサン・クロウリー。数々のクリストファー・ノーラン監督作で名をはせる凄腕である。



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