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『ドライヴ』極限まで削がれたシンプルなストーリーを支える要素とは?

『ドライヴ』極限まで削がれたシンプルなストーリーを支える要素とは?

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シンプルなストーリーを支えるキャラクター



 映画『ドライヴ』の上映時間は100分と比較的短い。流れ者の男が、ある母子の窮地を救うため立ち上がる。極端に言えばそれだけの話である。有名な西部劇の傑作『シェーン』(1953)にも通じる王道とも言えるストーリーだ。そんなシンプルなストーリーの映画だが、やたらと面白く評価も高い。映画レビューサイトのロッテントマトでは93%の評価を獲得、主演のライアン・ゴズリングのキャリアの中では『ラ・ラ・ランド』(2016)『ブレードランナー2049』(2017)をも抑え、今でも堂々1位の評価だ(2018年6月現在)。監督のニコラス・ウィンディング・レフンも本作で第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。作品自体も数々の映画祭でノミネート・受賞を果たしている。予告編でも流れるローリング・ストーン誌のコメント「この野郎!面白いじゃないか!!」は作品の評価を端的に表しているとも言えるだろう。




 シンプルなストーリーを支える大きな要素のひとつが、ライアン・ゴズリングを始めとする名優たちが演じるキャラクターだ。物語の中心にはライアンとキャリー・マリガン(『わたしを離さないで』)、脇を固める俳優にも、オスカー・アイザック(『スター・ウォーズ フォースの覚醒』)、ブライアン・クランストン(『アルゴ』)、アルバート・ブルックス(『ファインディング・ニモ』)、ロン・パールマン(『ヘルボーイ』)と芸達者が揃っている。彼ら俳優たちそれぞれの創意工夫によるキャラクター造形が、シンプルなストーリーを支え、作品に奥行きを持たせているのである。




 レフン監督は言う。「ストーリーが極限まで単純だから、他の要素がより際立つんだ。」また、監督はこうも言っている。「映画で最も重要なのは俳優だ。俳優が表現した感情が観客に伝わらなければ、映画の価値は無いに等しい。」



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