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  4. 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』イーサン・ハント=トム・クルーズの戦いの歴史に、シリーズの節目を実感させる
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』イーサン・ハント=トム・クルーズの戦いの歴史に、シリーズの節目を実感させる

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』イーサン・ハント=トム・クルーズの戦いの歴史に、シリーズの節目を実感させる


これ以上の挑戦が予測できない、極みへと達したトム・クルーズのアクション



 そして、やはりこのシリーズの節目を強く感じさせるのは、これ以上の挑戦がまったく予測できない、極みへと達したトム・クルーズのアクションの数々だろう。


 「トムと煙は高いところへ登る」と言うと深刻さとは無縁みたいだが、高度約7200m上空から地上スレスレまで落下するヘイローダイブ(高高度降下低高度開傘)や、自身が操縦桿を握ってスタントに挑む、常軌を逸したヘリコプター空撃チェイスは、そのどれもが観客の抱いている「スクリーンのこっち側は安全圏」という思いを粉砕し、死を間近に覚えるような、冷や汗モノの冒険の目撃を強要してくるのだ。そこには恐ろしいことに、シリーズを延命させるためのアクションの妥協点がまったく見当たらない。



 こうして「前作をしのぐアクション」を追い求めたあげく、それが限界値にまで達しているのが『フォールアウト』からはひしひしと感じられる。観客に実感を伴わせるリアルなアクションに徹すれば、これ以上はトムの肉体がいうことを利かないだろうし、それでもCGによる加工は最小限にとどめたい。このような険しい尾根の部分を、作り手が絶妙なバランスで歩んでいるのが非常にわかるのである。




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