社会派ドラマに定評のあるジョージ・クルーニーの名作5選
ジョージ・クルーニーは実生活で社会問題に強い関心を持ち、多くの災害などに寄付を行っている。その姿勢が役作りにも反映されているのか、彼の作品は重厚な社会派ドラマが多い。ここでは彼の出演した社会派ドラマ5作品を紹介する。
『フィクサー』(07) 監督：トニー・ギルロイ 120分
2007年に公開されたサスペンスドラマ。興行的に成功しただけでなく、アカデミー賞では7部門にノミネートされ、ティルダ・スウィントンが助演女優賞を受賞するなど作品内容も高く評価された。ジョージ・クルーニー演じるマイケルはニューヨークの大手弁護士事務所に勤める有能な「もみ消し屋（フィクサー）」だが、自分の仕事に限界を感じてうんざりしていた。そんな時同僚のアーサーが問題を起こし、その対応に追われる中でマイケル自身も大きな事件に巻き込まれていく。
『スリー・キングス』(99) 監督：デヴィッド・O・ラッセル 114分
1999年公開のアメリカ映画で、1991年に勃発した湾岸戦争をテーマにしている。ジョージ・クルーニーは主演のアーチ役を務めた。物語はフセイン大統領の隠した金塊を巡るサスペンスタッチの内容だが、監督のデヴィッド・O・ラッセルは湾岸戦争に批判的な意見を持っていたため、内容も湾岸戦争を起こしたアメリカに対して辛口な描写になっている。しかし作品は世界中でヒットし、ジョージ・クルーニーの演技も高い評価を受けた。
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『ゼロ・グラビティ』(13) 監督：アルフォンソ・キュアロン 91分
ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
2013年に公開されたSFサスペンスドラマ。ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックという大スター同士の共演が大きな話題を呼び、世界中で大ヒット作品となった。宇宙空間で発生したトラブルに対処し、懸命に生きる人々を描いた内容で、見どころは何と言ってもリアリティ溢れる宇宙空間の描写だろう。作品の主な舞台は宇宙だが、臨場感のある映像は美しく圧巻である。宇宙空間で展開されるドラマは一見の価値がある。
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『ピースメーカー』(97) 監督：ミミ・レダー 129分
1997年に公開された映画で、共演はニコール・キッドマン。ロシアで解体予定だった核弾頭をテロリストが奪ったため、それを取り戻すために軍人たちが戦いを挑むアクションサスペンス作品である。ジョージ・クルーニーは軍人のトム・デヴォー役で、迫力満点のアクションも披露している。スティーブン・スピルバーグ監督らが設立した映画会社ドリームワークスの第一回作品で、公開当時はドリームワークスが初めてお披露目した作品としても大きな注目を浴びた。
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『パーフェクト ストーム』(00) 監督：ウォルフガング・ペーターゼン 130分
2000年に公開された映画で、大嵐で発生した実際の海難事故を基にしている。ジョージ・クルーニーは大嵐に巻き込まれるアンドレア・ゲイル号の船長ビリーを演じた。大嵐の描写は迫力があり大きな話題を呼んだ。実話に忠実に描かれているため、内容が悲劇的すぎるといった声もあるが、自然の厳しさや困難に立ち向かおうとする船員たちの姿が観客に大きな感動を与える作品となっている。
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