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『ゴジラ-0.0』山崎貴監督 IMAXでゴジラを撮る! ※注!ネタバレ含みます【Director’s Interview Vol.602】

『ゴジラ-0.0』山崎貴監督 IMAXでゴジラを撮る! ※注!ネタバレ含みます【Director’s Interview Vol.602】

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前作『ゴジラ-1.0』(23)でアジア映画初となる第96回アカデミー賞?視覚効果賞を受賞し、世界中を席巻した山崎貴監督。待望の最新作『ゴジラ-0.0』が遂にそのベールを脱いだ。本作は日本初の「Filmed For IMAX®」作品として制作され、かつてない没入感と恐怖で再び劇場を震撼させている。


山崎監督はいかにして『ゴジラ-0.0』を作り上げたのか。IMAXでの撮影秘話や、リミッターを外したというVFX演出、そして巨大な怪獣と人間のドラマをいかにして描き切ったのか。たっぷりと話を伺った。


※本記事は物語の詳細に触れているため、映画未見の方はご注意ください。



『ゴジラ-0.0』あらすじ

戦争によって「無(ゼロ)」になった日本をゴジラが「負(マイナス)」に突き落とした。あれから2年。もがき苦しみながらも復興を遂げ、ようやく辿り着いたはずの日常に希望を完璧に打ち砕く、新たな絶望の到達点が襲いかかる。


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シネスコとIMAX、両方成立させるために



Q:日本映画初のFilmed For IMAXはどのような経緯で決まったのでしょうか。


山崎:実は前作から「IMAXでやりませんか?」とお誘いはいただいていたんです。ただ、当時はゴジラをフルCGで作るだけでも相当な負荷がかかっていて、「IMAXにまで手を出したら大変なことになる…」と自信が持てず、見送っていました。


その後、前作がアメリカで公開され現地でキャンペーンを行っていた際、IMAXの本社でプレゼンをしていただく機会がありました。そこで『インターステラー』を体験させてもらったのですが、宇宙船内はシネスコサイズだったものが、宇宙空間に出た瞬間にIMAXサイズへと切り替わる。それが凄まじい体感だったんです。「うわ、本当に宇宙に来たみたいだ!」と感動し、これを怪獣映画でやったら絶対に面白いだろうと確信しました。今回は少し予算も増えましたし、「怪獣映画でIMAXに挑戦するなら今しかない」と。それでやることになってしまいました(笑)。


シネスコサイズも映画らしさがあって魅力的ですが、IMAXは本当にすごいですよ。体感や没入感が全く違うので、可能であればぜひIMAXで見ていただきたいですね。さらに言えば、ドルビーシネマも素晴らしい仕上がりです。先日試写を見たのですが、劇中に登場する飛行機がジュラルミン製なので、太陽の光を反射すると「ギランッ!」と光るのですが、その「ギランッ!」が半端なく「ギランッ!」と来るんですよ(笑)。まるで本物の飛行機が目の前を飛んでいるかのような感覚に陥りました。IMAXとはまた違う意味で没入できて、スクリーンの向こう側に世界が存在しているような感じです。ぜひ色んなフォーマットで楽しんでください。



『ゴジラ-0.0』ⓒ 2026 TOHO


Q:シネスコとIMAXフルサイズの切り替えはどのように使い分けたのでしょうか。


山崎:基本的には話が盛り上がってくるとIMAXになる感じですが、それって結局はフルCG率が高くなることでもあり、CGがただただ大変になっていくという(苦笑)。だから前作でIMAXの話が出た時も、「結局CGが大変になるだけじゃん」と思っていました。そこが怖かったんですよね。案の定今回はそうなりましたね。戦いが始まると、当然IMAXになるじゃないですか。そうするとレンダリング画面が上下にドーンと増えて、めちゃくちゃ時間がかかってくる。さあ、どうしようかなと(笑)。


Q:「Filmed for IMAX」での撮影や制作を通して、想定していたこと、想定外だったことなど、改めて気づいた点はありましたか。


山崎:最初IはIMAXフルサイズをベースにコンテを描いていたんです。でも「ちょっと待てよ、これをシネスコサイズにして上下を切り抜いたら、画として成立しなくなるじゃないか!」となった。よくよく聞いてみたら、「まずはシネスコサイズで画作りをして、それが上下に拡張された状態がIMAXサイズになる」と教えていただいたんです。「これまでのコンテが全滅だ…」と(苦笑)。それでかなりの枚数を描き直しましたが、結果的にそれが正解でしたね。シネスコ版もあって、1.90:1や1.43:1といった色んなIMAXのフォーマットが存在する中で、その全てを網羅するためには、やはりベースとなるシネスコである程度画として成立していなければならない。そこは大きな気づきでしたね。


Q:撮影の柴崎幸三さんも、その辺りは苦慮されていましたか。


山崎:そうですね。やはりフレーミングが難しいと言っていました。だから、とにかくシネスコベースで考えましょうと。それでも、セットの高さが足りなくなったり、色んなものがバレてきたりと、様々な問題が起こっては、それに都度対応していました。みんなで一生懸命手探りして作っていた感じです。




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