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『マッド・ハイジ』ヨハネス・ハートマン & サンドロ・クロプシュタイン監督 意外と怒られなかった（笑）【Director’s Interview Vol.335】
『殺し屋１』が好きです
Q：スイスは永世中立国で直接民主主義の印象が強く、今回のマイリズチーズのような独裁体制は想像しにくい面があります。スイスに対する批判や隠喩などはあるのでしょうか。
ヨハネス：これはワーストケースシナリオで、最悪なり得る姿。スイスはいわゆる大統領にあたる人がおらず、大臣数名で運営するという国だからこそ、“もしも…”という興味深い設定にしてみました。ただし、スイスの実際の政治家の中には「マイリ」を彷彿とさせるような人がいない訳ではありません。
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Q：影響を受けた映画監督や映画作品を教えてください。
ヨハネス：『修羅雪姫』（73）と『女囚さそり』（シリーズ）など、70年代の映画にハマっています。
サンドロ：『殺し屋１』（01）が好きですね（笑）。60年代、70年代のアメリカのブラックスプロイテーションも好きで、『コフィ』（73）や『フォクシー・ブラウン』（74）『BLACK MAMA, WHITE MAMA（原題）』（73）などが好きです。
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※向かって左がヨハネス・ハートマン、右がサンドロ・クロプシュタイン
監督：ヨハネス・ハートマン & サンドロ・クロプシュタイン
幼馴染のふたりは、2007年以来共に様々な映画、ビデオプロジェクトを実現しており、ショート映画やミュージック・ビデオではいくつもの賞を受賞している。『マッド・ハイジ』はふたりにとって初の長編映画。ともにスイスのベルン在住。
取材・文： 香田史生
CINEMOREの編集部員兼ライター。映画のめざめは『グーニーズ』と『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。最近のお気に入りは、黒澤明や小津安二郎など4Kデジタルリマスターのクラシック作品。
『マッド・ハイジ』
7月14日（金） ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー
配給：ハーク／S・D・P
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