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作品自体が何度も挫折を味わった映画とは?江口カン監督『ガチ星』【Director’s Interview Vol.2】

作品自体が何度も挫折を味わった映画とは?江口カン監督『ガチ星』【Director’s Interview Vol.2】


40代鳴かず飛ばずの役者オーディション



Q:主役の濱島役オーディションでは、40代で鳴かず飛ばずの役者を集めたと伺いました。演技のスキル的に監督として不安はなかったですか。


江口:いや、もう、最初は僕が求めてるものとはみんな全然違ってました。実際に主演に決まった安部ちゃんも、最初はかっこいい芝居をしたがって何度言っても変わらないから、何度もお断りしたんです。


江口:実は彼は、役柄と重なる人生を送ってきてるんです。野球選手を目指して駄目で、次は競輪選手を目指してやっぱり挫折したという。。本人もこの役はもう自分以外にないって思ってたみたいで。何度断っても諦めないし、しがみついてくるし、しまいには泣くし。。


江口:それでも何だろう、最後、何か芝居のトーンがちょっと変わったんで、ひょっとしたらあるのかなと、、半ば情もあり採用しました。


Q:実際の安部さんは爽やかなイケメンで、映画で演じている濱島と同一人物とは思えません。本人の演技力もあると思いますが、演出として引き上げたところは何かあるのでしょうか。


江口:役が決まってからクランクインまで1カ月弱しかなかったんですけど、その間ずっと一緒にいるわけにもいかないので、シーン毎の濱島を安部さんに演じさせて、その表情を毎日LINEで送ってもらいました。そしてそれに対してどんどん駄目出しをしていき、少しずつ、だんだん濱島になっていってもらいました。




江口:僕が描きたかった濱島はあの映画に出てきた濱島なんですけど、実際の爽やかな安部ちゃんを見ても、あの濱島になるとは誰も思わないですよね。


Q:確かに安部さんの爽やかな感じは、濱島の役柄とは正反対なので、普通なら採用しなそうですね。


江口:そうなんです。カッコ良すぎるんです。それをこう、だんだんドレスダウンしていくのが大変でしたね。



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