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『インフィニティ・プール』ブランドン・クローネンバーグ監督 クローンを使って“罪と罰”を掘り下げる【Director’s Interview Vol.397】

(C) 2022 Infinity (FFP) Movie Canada Inc., Infinity Squared KFT, Cetiri Film d.o.o. All Rights Reserved.

『インフィニティ・プール』ブランドン・クローネンバーグ監督 クローンを使って“罪と罰”を掘り下げる【Director’s Interview Vol.397】

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アレックスとミア・ゴスは“何か”を持っている



Q:ジェームス役の条件として、アレクサンダー・スカルスガルドのような均整のとれた逞しい肉体は必須のように感じましたが、実際はどうだったのでしょうか? 強靭な肉体と繊細な精神のバランスが面白かったです。


クローネンバーグ:その通りですね。リゾートのパンフレットから飛び出してきたようなルックスを求めていたので、彼はまさにピッタリでした。しかもアレックス(アレクサンダー)は、ちょっと変態的でダークな役も全く厭わない。ハリウッドのメインストリームで主役を張れる俳優で、全てを兼ね備えているイケメンにもかかわらず、インディーズ映画の醜い役もどんどん掘り下げてくれる。本当にハマり役でした。



『インフィニティ・プール』(C) 2022 Infinity (FFP) Movie Canada Inc., Infinity Squared KFT, Cetiri Film d.o.o. All Rights Reserved.


Q:一瞬にして場を支配してしまうようなミア・ゴスのカリスマ性にも驚きました。キャスティングのポイントを教えてください。


クローネンバーグ:まさにそういった資質を彼女の作品から感じていました。シーンに特別なエネルギーをもたらしてくれて、その場をさらってしまうような感じもある。彼女の持っている資質を言語化するのは難しいのですが、これはアレックスにも共通しています。彼らには“何か”があるんです。僕はその特別な“何か”をこの映画でもたらして欲しかった。それで二人をキャステイングしたんです。


ミアはクレイジーでワイルドな役が多いので、実際もそういう人なのかと誤解されがちですが、本人はすごく礼儀正しいプロ。仕事もとてもやりやすいですね。シーンによっては自分の気持ちを高める必要があるため、カメラが回る前に大声で叫んで感情を発露させてから撮影に臨むこともありますが、カットがかかった瞬間に普段の礼儀正しいミアに戻る。スタッフ・キャストを含めて現場の皆は驚いていますよ(笑)。




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