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現場で全く悩まなかった24歳の新人監督のビジョンとは?二宮健監督『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ』【Director’s Interview Vol.4】

現場で全く悩まなかった24歳の新人監督のビジョンとは?二宮健監督『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ』【Director’s Interview Vol.4】


貫き通した自分のビジョン



Q: 監督は撮影当時24歳、しかも商業長編映画初の現場でした。第一線で活躍するスタッフやキャストに囲まれている中で、監督として自分を貫き通すということはどうでしたか?


二宮:僕が好き勝手言ってる感じをスタッフ、キャスト、みんな楽しんでくれてた気がして。いや、思い込みでも、そう信じないと追い付かない気がしてたのかもしれません。そういう意味では、逆に遠慮したら負けなんだと、もう好き放題言っててニコニコしてるほうが、結果幸せなことが多いな、なんて。なのであんまり遠慮せず、「俺はこうしたい」っていうのを常にずっと言ってました。


Q:完全にビジョンがあるってことですよね。


二宮:そうですね。完全にこうしたいっていうのが常々あるんで。


Q:自分のビジョンがうまく伝わらないとか、予算やスケジュールの事情など、現場ではいろんなことがあるかと思います。それでもとにかく自分のやりたいことは全部言って、それで突き進んでいったって感じなのでしょうか。


二宮:はい。僕は監督だけでなく、この作品に関しては、原作みたいな部分も担っていたので、全て分かっているのは必然的に僕だけでした。そういう意味でも発言しやすい現場だったのかもしれません。また、プロデューサーの方の交通整理力も素晴らしくて、いろんな面で助けて頂きました。


Q:現場で監督自身が悩んだりとか、判断が難しい事などはあったのでしょうか。


二宮:この現場は何も悩まなかったんです。


Q:悩まなかった!すごい!


二宮:でも、これからいろいろ悩んでいくんだと思ってます。




Q:24歳で商業長編映画の監督になれることって、そうそうないと思いますが、その辺はどう思われますか?


二宮:でも、自分の中の予定に比べると、いろいろ1年遅れてしまったんですが。


Q:1年遅い。。


二宮:はい。僕の予定の中では。もう1年早く、いろいろ物事が進む予定だったんですけど、物事は予定どおりにならないんで。


Q:映画監督になりたいと思ったきっかけは何だったのでしょう。


二宮:昔、幼稚園児のときに『 スター・ウォーズ』を観て、映画を作る人になりたいと心から思いました。ベタですが。


Q:ハリウッド映画は好きなんですね。


二宮:完全なハリウッド映画愛好家です。もちろん様々な国の映画にも大好きな作品は、沢山ありますが、やっぱりハリウッド映画の面白さっていうのが主軸にあるから、他の映画も楽しむことができるのかな、と感じています。




Q:最後に、このインタビューを読んでくださった皆さんにメッセージを。


二宮:僕が常々映画に求めていることが、日本の映画には存在していないことが多くて、日本映画に対して割と諦めてしまっている節があるんですけど、そんな自分でも、こんな映画ならあっていいんじゃないかって思えるものを作ったつもりです。それは、日本でもこういう映画を作ることができるっていう可能性の提示かもしれないですし、もしくはこれから始まるもっと大きなものへ向かっていける、きっかけのようなものかもしれません。この作品を通して、そういう思いに共鳴して頂ける人がひとりでも増えたら嬉しいな、って思ってます。



取材・文:CINEMORE編集部 F 

CINEMOREの編集部員兼ライター。映画のめざめは『グーニーズ』と『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。最近のお気に入りは、黒澤明や小津安二郎など4Kデジタルリマスターのクラシック作品。



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二宮健 NINOMIYA KEN 映画監督

1991年、大阪府出身。高校2年生の時に制作した監督作品『試験管ベイビー』が、第3回高校生映画コンクール映画甲子園2008にて、審査員の滝田洋二郎監督より監督賞を受賞。その後も映画制作を続け、2015年に卒業制作作品として発表された『SLUM-POLIS』が国内外の映画祭で話題を呼び、全国で劇場公開される。同年、本作の元となる『眠れる美女の限界』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015で審査員特別賞を受賞。学生時代から現在までの監督作品は40作品を超える。






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(C)2017 KingRecords


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