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「dwarf × Stranger コマ撮り座談会」Strangerに行けばコマ撮りの人がいる!【CINEMORE ACADEMY Vol.45】

向かって左から、ドワーフ:松本紀子氏、コマ撮りアニメーター:阿部靖子氏、Stranger:更谷伽奈子氏、ドワーフ:西山佳菜子氏

「dwarf × Stranger コマ撮り座談会」Strangerに行けばコマ撮りの人がいる!【CINEMORE ACADEMY Vol.45】

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トークショーからカフェでの座談会へ。



Q:イベントでは具体的どんなことをやっているのでしょうか。


松本:上映とトークショーをやって、その後カフェでみんなと話しています。トークショーでQ&Aをやって「もっとくだけた話は、外のカフェでどうぞ」と。そこに「僕の作品を見てください!」という人もやってきます。さっき話したTECARATで働いている学生は、この座談会がきっかけで業界に入ったのもあるので、仕事を始めてから「勉強のためちょっとドワーフも見学させてください」とドワーフに来たりもしています。ここのコミュニティから始まると「入ったらそこしかない」ではなく、いろんなところにアクセスしてそれぞれのやり方を見ることができる。そうやって情報共有できることも良いことだなと。


阿部:この場がコマ撮り業界のハブ的な存在になってきています。コマ撮りファンの人もつなぐし、コマ撮りの仕事をしたい人もつないでいる。座談会がきっかけで、趣味でコマ撮りを始めた方もいます。クリエイティブな場になっている感じもありますね。普段はコマ撮り監督の竹内泰人さん(https://dokugyunyu.boo.jp/)が座談会に出席されているので、竹内さんに作品を批評してほしいという方も来ています。竹内さんはそういった作品を「みんなで観よう」と言ってくれたり、実際に制作のアドバイスをしたり、「名刺を作って交換したら仕事につながるよ」といった助言もされています。そうやって、毎月コミュニケーションを取ってきたことがいろんな形で実ってきている。定期的に来てくださる方は、顔も分かるようになってきました。


Q:一年を通して、お客さんは徐々に増えていったのでしょうか。


松本:上映内容で席の埋まり方は全然違います。「この上映はたくさん入ると思ったけれど、意外と入らなかったね」ということもよくあり、すごく勉強になりますね。「何がよくなかったのか」「次はこういうことをやってみよう」など、常に反省会をして次につなげるようにしています。コマ撮りに興味のある人たちに「第2金曜日の夕方来なよ」と言えるためには、毎月やらなきゃいけないし、やるべき。イベント毎に一喜一憂しないようにしたいですね。「来月どうしよう...」と言いながら今月のイベントをやるのは、もう卒業したいかな(笑)。バタバタした1年でしたが、いろいろ勉強になりました。



※Strangerではグッズの販売も行っている。


Q:Strangerならではのイベントができている実感はありますか。


更谷:そうですね。映画鑑賞後の語らいの場(カフェ)を設けることは初代オーナーの意向でもあります。上映されている映画への興味の有無だけで、映画館に行くか行かないかが決まってしまうのはもったいない。イベントに興味があるから映画も観てみようとか、かわいいグッズが限定販売しているから行ってみようとか、映画以外のところでいかに興味を持っていただけるフックを作るかは普段からすごく意識しています。その意味では、この企画はまさに色んなフックを皆さんが毎回用意してくださる。そこに興味を持ってくださった多くの方にお越しいただいています。とてもありがたいですね。


松本:コマ撮りというニッチな業界で500席の劇場を埋めるのは難しいですが、カフェが併設された50席くらいのStrangerさんは、コマ撮りのコミュニティにとってはちょうど良いサイズなのかもしれません。毎月少しずつ人が来るという意味でも理想的だなと。


Q:告知はStrangerとドワーフのSNSがメインなのでしょうか。


更谷:そうですね。あとはやっぱり映画館なので予告を流す際に告知したり、カフェに貼り紙をしたりもしています。館内での告知はイベント実施日の1~2週前の動員数によってイベントを認知する人数が変わってくるので、毎週必死にやっています。また、Strangerは「ご近所さん割引き」があるので、地域の皆さんにもよく来ていただいています。


松本:関係者しか入れない感じになっていくのは避けたかったので、ただ観に来るだけでも良いですよと。『こまねこ』はそのハードルが無い作品でしたが、上映する作品はいろいろ考えていく必要がありますね。


更谷:プロも来るし一般の方も来るし、というところが醍醐味ですから。




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