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『IM PERFECTION』佐々木実花監督 不完全だからこそ完璧 at SSFF & ASIA 2026【Director’s Interview Vol.569】

『IM PERFECTION』佐々木実花監督 不完全だからこそ完璧 at SSFF & ASIA 2026【Director’s Interview Vol.569】

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一人で描いた絵と、チームで作った映画



Q:普段のお仕事ではCMを作ることが多いのでしょうか。


佐々木:そうですね。駆け出しなので、たくさんやっているわけではないのですが…。お仕事をいただけたらやっている感じです。


Q:セリフが抑えられている印象もあり、「遺伝子操作組」と「非操作組」を見た目で分からせるなど、画のこだわりを感じました。


佐々木:映像制作のディレクションが初めてで、右も左もわからない状態でした。それっで自社のプロデューサーやPM(プロダクションマネージャー)の先輩がたくさんアドバイスを下さったんです。それを元に「遺伝子操作組」と「非操作組」を画で差別化する方法を考えていきました。


この作品を作るまでは、CMディレクターの先輩の現場について行って勉強していまして、その勉強期間中にこの企画が通ったので「じゃあ、自分でもやるか」という感じでした。たくさんの方に助けていただいてなんとか作り上げることができました。本当に恵まれた環境で、ありがたかったです。


初めてのことばかりだったので、自分の意見をどれだけ言っていいのか、そこがわからないのも難しかったですね。例えば「出演者にカラコンを入れるか、入れないか」などの決定を下すのも怖くて…。でも、プロデューサーの方が「もっと言っていいんだよ」と励ましてくれたり、皆さんが自分を信じてくださっているのが感じられて、頑張ろうという気持ちになりました。



IM PERFECTION


Q:作中で美術の要素が登場しますが、ご自身も美術がお好きなのでしょうか。


佐々木:そうですね。小さい頃からずっと絵を描いていて、中高は美術部でした。本作も自分の経験をモチーフにしています。冒頭に登場する風景画はAIに描かせたのですが、後半に出てくる大きな絵は自分で描きました。時間がなかったこともあり、自社のオーディションルームに篭もって2日間ほぼ寝ないで描き上げました。


Q:画作りがとても魅力的でしたが、画コンテはどれくらい描かれたのでしょうか。また、カメラマンとはどのようなお話をされましたか。


佐々木:企画が通った段階で、当時ついていた先輩から「修行も兼ねて、画コンテを全部描いてみたら」と言われたんです。5分の作品なのですが、CMを作る時と同じように全てのコマの画コンテを作りました。それを元にカメラマンさんと実際の校舎を見て回って。カメラマンさんから「こうしたら面白い」とか「やっぱりシネスコの方が…」とかアイデアをどんどん出していただいて、取り入れていきました。「ああ、そうやって考えるんだ」と学びの場にもなって、助けてもらったと同時に本当に楽しい時間でした。


撮影場所の校舎が変な形で変わったところだったんです。少し近未来の雰囲気もあって、ロケーションコーディネーターの方が素晴らしい着眼点で見つけて下さった。それもありがたかったです。





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