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魂を動かしてくれたのは『ロボコップ』!『ロボコップ・コンベンション東京2019』を執念で実現させた、ジャンクハンター吉田氏インタビュー

魂を動かしてくれたのは『ロボコップ』!『ロボコップ・コンベンション東京2019』を執念で実現させた、ジャンクハンター吉田氏インタビュー


足の切断を乗り越えて実現させた執念のイベント!



Q:かなり重いご病気だったんですよね。


吉田:そうなんですよ。交通事故の後遺症が悪化しちゃって右足を切断することになって。あと、ちょうど腎不全も患っちゃって、ダブルパンチで6月から4カ月間入院することになって。


Q:かなり長期だったんですね。


吉田:2019年の1月にイベントやるってもう決めてたから、病院で診断されたときに、時間的にまずいなって計算始めたんですよ・・・。これは女房にも話してないし、周りのスタッフにも話してないことを今初めて告白しますけど、まず病院行ったときに、もうだいぶ悪化しちゃってるんで、右足を切断するっていう選択肢が一番いいって言われたんです。普通切断するっていったら、まず、一回持ち帰って考えてから切断します。あとは、セカンドオピニオン、どうしますかって。他の医者とか行けば、切断しなくてもいいっていう状況も生まれるかもしれない。それで医者から「どうしますか」って言われたときに、取りあえず10秒考えようと思って。


Q:たった10秒…


吉田:10秒、10秒、10秒、やばい。もうあと5秒しかないみたいな。「切ります、すぐ切ってください」って、そこでお願いした。そしたら病院側もびっくりして、「えっ、すぐ切るんですか」って言われて。


Q:まるで盲腸みたいな…


吉田:「いや、もう今切らないと、時間がないんです、自分には」って。「時間がないって、意味分かんないですね」って言われて、「とにかく今切んなきゃ駄目なんです」って言いかえして。足を切ったらリハビリの時間もあるし、義足作って装着したりする時間も必要あるから、それを計算したら今しかないんですって。「意味が分からない」って病院から言われたんですけど。


Q:そうですよね。


吉田:でも、『ロボコップ』のために、なんて言えないじゃないすか。


Q:確かに。でも、医師としては、心の準備もあるだろうからご家族と話し合って下さい。って言いますよね、普通。・・・まさか足の切断は最初の診察の日ではないですよね?


吉田:当日ですよ。


Q:えっ、当日なんですか。


吉田:まず、その医者にぽんって行って、すぐ切りますって言って。そっから30分ぐらい、もう切断です。


Q:ええ・・・(しばし絶句)


吉田:「今までこんな患者いない」って言われたんですよ。いや、それも自分の中では『ロボコップ』のためだったんで。


Q:ご家族は…。


吉田:女房も呼んで、おふくろとか兄貴とかも来て、周りが心配して泣き始めてるんですけど、何で泣いてんのって。足なんか、もう一本あるよって思って。


Q:いやいや、そりゃ泣きますよ。


吉田:でも、自分としては、ロボコップがチタン合金で出来てるんで、自分もチタンの足がつけられるんだったらサイボーグ化成功だな。みたいな。


Q:(笑)・・・すみません。つい笑ってしまって。ごめんなさい。


吉田:いいんですよ。ほんとにもう自分、「ロボコップ」バカなんで、どうしようもないです。でも、自分としては、肉を切らせて骨を断つじゃないけども、右足を切断してでも絶対にこれは成功させたいなっていう気持ちがあったんで、すぐに切らないとイベント間に合わないっていうのが逆算としてあったんで、即行で切ったわけですよ。


Q:すごいですね。こう言っていいのか分かりませんが・・・、感動しました。


吉田:それで、この前、東京コミコンにロボコップを演じたピーター・ウェラーが来たので彼に会って「ロボコップに少しでも近づくために足切った」ってサインしてもらったんですよ、義足に。そしたら、びっくりしてましたよ。


Q:ピーター・ウェラーも驚きますよね。


吉田:でも、喜んでました、ピーター・ウェラー。ロボコップに近づけるためって、こいつはすごいやつだな、みたいな。


Q:義足にピーター・ウェラーのサインが入ってる人、世界に1人しかいないですよ。



吉田さんの義足にはピーター・ウェラーのサインが!


Q:前回の失敗があって、今回、仕切りなおしのクラウドファンディングが始まったのはいつからだったんですか?


吉田:退院してすぐです。2018年の11月1日から1カ月間しかなかったんです。


Q:そうですよね。しかも、ちょっとお金の集まるペースが悪かったですよね。


吉田 そうなんですよ。


Q:「あれ?大丈夫かな」って思いました。


吉田:やっぱ周りはみんな心配するんですよ。でも、自分だけは、スタッフの中で「いや、絶対何とかなるから」って言って。でも、みんなビビっちゃってるんですよ。「何とかなるって、どういう根拠で?」、「ロボコップだから」って、もうおんなじ問答の繰り返しなんですよ。「ロボコップという作品の訴求力で絶対に成功するから大丈夫だ。心配しなくていい」って、みんなに言ったんだけども、周りはみんな、「いや、今回は厳しいぞ」っていうふうに言い始めちゃって。


Q:締め切りの当日まで目標額の半分ぐらいしか集まってなかったですよね?


吉田:そうですね。だからお金出した人たちから、メールが、がんがん来たんですよ。「平気なんですか」って。しょうがないからTwitterで「ロボコップだから何とかなる」みたいなことを、一生懸命書いて。今、ここまでお金集まってますって実況したんですよ。そしたら、どんどんどお金が入ってきて、「また吉田さんを助けます」みたいな。


Q:それで、最終日に目標額に到達したというのはまさに奇跡でしたね。



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