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『ビューティフル・デイ』監督リン・ラムジーの苦悩と再生から見えてくるもの

『ビューティフル・デイ』監督リン・ラムジーの苦悩と再生から見えてくるもの

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名優ホアキン・フェニックスが組まずにいられなかった女性監督



 今や怪優という地位を超え、映画界で最も抜きんでた存在の一人として賞賛されるまでになったホアキン・フェニックス。彼をキャスティングしたいと願うフィルムメーカーはたくさんいるものの、彼が多忙すぎてなかなかスケジュールを押さえられないのが実状だという。


 しかし監督と俳優とが「この人と絶対一緒にやりたい」と本気で思いあったなら、どんな高い壁でもどうにかして乗り越えられることがある。


 『ビューティフル・デイ』もまさにそんな思いから結実した作品だ。スケジュールが空いたのはまさに奇跡だった。ホアキンの次回作がちょっとだけ後退したこともあり、急遽、このわずかな期間に本作の撮影がブチ込まれることとなったのだ。決定から撮影入りまでタイムリミットはたったの2か月。通常なら無理な話なのだが、でも人間、やろうと思えばなんとかなるものである。優秀なスタッフたちは全ての準備を済ませ、このロック・スターのような風格を持つ名優ホアキンを迎え入れることになった。




 当のホアキンにとって、監督と会わないまま出演を決めたのは今回が初だという。知人がプロデューサーを務めていたのも快諾した理由の一つだが、それ以上に、俳優という仕事に携わる者として、リン・ラムジーと仕事できるこの機会が極めて魅力的に映ったのも事実だろう。


 そんな「知る人ぞ知る」存在、リン・ラムジー監督。彼女は根っからのアーティスト気質を持った映画監督である。こうと決めたら曲げない。大衆に迎合しない。答えを見つけ出すべく、とことん突き詰める。これまで数々の巨匠、異才、鬼才たちと仕事をしてきたホアキンをもってしても、ラムジーとのコラボレーションは決して逃したくないビッグ・チャンスだったはずだ。



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