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『ロッキー』のスピリットを受け継いだ『クリード チャンプを継ぐ男』、その真の勝者とは?

『ロッキー』のスピリットを受け継いだ『クリード チャンプを継ぐ男』、その真の勝者とは?


若きフィルムメーカーに訪れた、またとないチャンス



 『クリード チャンプを継ぐ男』の監督ライアン・クーグラ―は1986年生まれ。『ロッキー』シリーズに関しては完全に後追いの世代だ。子どもの頃に、父親が大好きだった『ロッキー2』を、父と一緒にVHSで見たのがシリーズとの出会いで、以後大ファンになったという。とりわけ、クーグラーが好きだったキャラクターはアポロだ。フィルムメーカーの卵だったクーグラーは、アポロの家族にどんなドラマがあったかを探求するようになり、かくして『クリード チャンプを継ぐ男』の物語が作られていった。




 脚本を書き上げたクーグラーはスタローンに面会するという、またとないチャンスを得る。しかしスタローンは当初、この企画に乗り気ではなかった。無理もない。『ロッキー・ザ・ファイナル』で有終の美を飾ってから数年が経っており、今さらロッキーについて語ることはない、というのが彼の考えだった。しかし、同時に新しい世代に向けた『ロッキー』をつくるというアイデアに心を動かされてもいた。この若いフィルムメーカーにもチャンスをあたえるべきではないか?


 折しも、クーグラーの初監督作『フルートベール駅で』が2013年にサンダンス映画祭でプレミア上映される。警官による黒人青年射殺事件の実話をドキュメント・タッチでドラマ化した本作は大きな反響を呼び起こした。『ロッキー』シリーズのベテラン・プロデューサー、アーウィン・ウィンクラ―も低予算映画のこの新人監督がただ者ではないことをすぐに察知する。ウィンクラ―はかつて無名時代のスタローンを発掘した。そして結果的に、スタローンも今まさにクーグラーを発掘しようとしていた。かくして、『フルートベール駅で』で主演を務めたマイケル・B・ジョーダンをアドニス役に迎えて、終わったはずの伝説が再び動き出すのである。



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