アクション・コメディだけじゃない、様々な顔を見せるウィル・スミス
『最後の恋のはじめ方』(05)
ウィル・スミスの作品ではそう多くない貴重なロマンチック・コメディ。モテない男性の恋を成就させるデートドクターを生業にしているヒッチ(ウィル・スミス)が、ゴシップ・コラムニストのサラ(エヴァ・メンデス)と出会い恋に落ちる物語。恋を成就させるのはテクニックよりも真心だという話の流れは、ロマンチック・コメディならではの展開だ。
『7つの贈り物』(08)
監督ガブリエレ・ムッチーノとウィル・スミスが、『幸せのちから』以来再びタッグを組み挑んだ感動巨編。大きな交通事故を起こし、婚約者のサラを含め7人の命を奪ってしまった航空学エンジニアのベン・トーマス(ウィル・スミス)が強い自責の念に駆られ、ある計画を立てる物語。ウィル・スミスは悲しみを背負いながら生きていく人物を演じ、本作でも見事に影のある役を熱演している。この作品の主人公役オーディションは、実は名優トム・ハンクスも受けていたが、ウィル・スミスが役を勝ち取る結果となった。
『フォーカス』(15)
人の視点を自由自在に操作することができる詐欺師ニッキー(ウィル・スミス)は、様々な場所で大金を荒稼ぎしていた。しかし、女詐欺師ジェス(マーゴット・ロビー)と出会うことで彼の人生が狂い始める。いつもとちょっと違う、クールでスタイリッシュなウィル・スミスが見れる本作は、嘘と驚きの連続を繰り返し、見ごたえのある展開を維持している秀作だ。
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