ウィル・スミスの静かな演技が光る感動作
『バガー・ヴァンスの伝説』(00)
戦争のショックによりゴルフから遠ざかり、荒んだ毎日を送っていた青年ジュナ(マット・デイモン)が、突然現れたキャディー、バガー・ヴァンス(ウィル・スミス)との出会いにより、再びゴルフに喜びを見出す感動作品。監督は巨匠ロバート・レッドフォード。
『ALI アリ』(01)
ボクシング界で伝説となっている元世界ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリの半生を、『ヒート』(95)のマイケル・マン監督が映画化。徴兵拒否によってタイトルを剥奪されたモハメド・アリ役をウィル・スミスが演じる。役作りで体重を20キロ近く増量しルックスを近づけ、当時のアリと同様のトレーニングで肉体を鍛え挑んだ意欲作品だ。差別や宗教への強い信仰心など、モハメド・アリが歩んできた道が描かれている。ウィル・スミスはこの作品で第74回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、演技派俳優としても高く評価された。
『ALI アリ』について、さらに詳しい記事はこちらから!『ALI アリ』チャンプ / モハメド・アリを描きあげた、ウィル・スミス、マイケル・マン、エマニュエル・ルベツキという最強布陣
『幸せのちから』(06)
ウィル・スミスが第79回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた、実話を基にした感動のドラマ。事業に失敗し、どん底の生活をしているクリス(ウィル・スミス)は自分の才能を信じて証券会社へ仮入社、正式採用を目指しクリスの戦いが始まる。クリスの息子クリストファー役に実の息子ジェイデン・スミスを配役し、初の親子共演をしたことでも話題になった。主人公クリスのモデルとなったクリス・ガードナー本人も、本作にカメオ出演している。
『コンカッション』(15)
医師のベネット・オマル(ウィル・スミス)が、NFLを引退した元スター選手マイク・ウェブスターの変死解剖を担当、マイクの死が頭部へのタックルが原因で引き起こされたことを論文にして発表するが、NFLにその見解を全面否定されてしまう。全米を揺るがした衝撃の実話に基づく社会派ドラマ。
『素晴らしきかな、人生』(16)
広告代理店の代表として成功と挫折を経験したハワード(ウィル・スミス)が、ある舞台俳優たちと出会うことで少しずつ変化していく。『プラダを着た悪魔』(06)のデヴィッド・フランケル監督が贈るハートウォーミングドラマ。エドワード・ノートン、ケイト・ウインスレット、ヘレン・ミレンなどの実力派俳優たちとの共演も見ものだ。