(c)和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
佐藤健のおすすめ映画15選! 超絶アクションから感動のドラマまで
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佐藤健出演のオススメ映画(2017~2020)
9.『亜人』(17) 監督:本広 克行 109分
自らが不死の新生物「亜人」であることを知った青年が、テロリストと戦うアクション大作。アニメ化もされた人気マンガの実写化で、佐藤は劇中で綾野剛演じるテロリストと激しいアクションを繰り広げているほか、鍛え抜かれた肉体美を披露。
けがを負う→自殺して再生→バトルを再開という斬新な設定が売りで、スピーディな肉弾戦と銃撃戦がノンストップで展開。『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が、アクションパートを全体の大半に設定し、ドライブ感あふれるバトル映画を創出した。
10.『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17) 監督:瀬々敬久 119分
難病で昏睡状態に陥った婚約者を傍らで支え続けた男性の実話を、『64 ロクヨン』シリーズの瀬々敬久監督が映画化。『るろうに剣心』でも共演した佐藤と土屋太鳳が、過酷な運命に翻弄される恋人を演じた。
佐藤が扮したのは、朴訥な車の整備士。どんな目にあっても婚約者との結婚の約束を果たそうと奮闘する、限りない愛情を持った「普通の男」を丹念に演じ切っている。アスリート顔負けの身体能力を生かしたアクション映画とはひと味違う、佐藤の演技力の高さを堪能できる。
佐藤と瀬々監督は、2020年公開予定の映画『護られなかった者たちへ』(20)でも組むことに。
11.『いぬやしき』(17) 監督:佐藤 信介 127分
正義漢を演じることも多かった佐藤が、“ダークサイド”に堕ちてしまう青年を鬼気迫る表情で演じたSFアクション活劇。謎の存在によって、全身が機械の体に改造された青年と初老の男(演じるのは木梨憲武)が、東京・新宿の街や空を舞台に、大立ち回りを演じる。
『キングダム』(19)の佐藤信介監督が、天地関係なく展開される大スケールのバトルアクションを創出。360度回転するカメラや、スピーディなカメラワークなど、臨場感あふれる表現に呑み込まれるだろう。
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12.『億男』(18) 監督: 大友 啓史 116分
『るろうに剣心』シリーズの大友監督と佐藤が紡ぐ、「お金」をテーマにした人間ドラマ。原作は、『世界から猫が消えたなら』の川村元気。
借金3,000万円を抱え、家族にも去られた男が、宝くじで3億円を引き当てる。しかし、そこに待っていたのは順風満帆な未来ではなかった……。
親友(演じるのは高橋一生)に当選金を持ち逃げされた主人公は、彼のゆくえを探す中で様々な億万長者の価値観に触れ、「お金とは何か」について考えていく。佐藤は、借金返済で疲弊した男が、旅の中で生気を取り戻していくグラデーションをリアルに表現した。
13.『ハード・コア』(18) 監督:山下 敦弘 124分
テレビドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』(15)など、多くの作品を共に制作してきた山下敦弘監督と山田孝之が、カルト的な人気を誇るマンガを実写化。世の中になじめず、鬱屈した日々を送るアウトローが人生の目的を見つける姿を、「ロボットを発見」という奇想天外なストーリーに乗せて紡ぐ。
『バクマン。』では編集者と漫画家、『何者』では先輩と後輩を演じた盟友・山田から直々のオファーを受けたという佐藤は、本作では山田演じる主人公の弟で、エリートサラリーマンを熱演。
兄弟が酒場でいさかいになり、激しい殴り合いを披露するシーンは、演技達者な2人のぶつかり合いを堪能できる。
本作のほか、佐藤は2018年にはテレビドラマにも精力的に出演。『連続テレビ小説 半分、青い。』(18)、『義母と娘のブルース』(18)など人気作が続いた。
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14.『ひとよ』(19) 監督:白石 和彌 123分
(c)2019「ひとよ」製作委員会
『凶悪』(13)や『孤狼の血』(18)など、人間の“極限”を描き続ける白石和彌が、大女優・田中裕子を迎えた骨太な人間ドラマ。子どもたちを守るために夫を殺害した妻が、服役を終えて15年ぶりに帰ってきた。だが、子どもたちと「感動の再会」にはならず……。
佐藤は、本心では母を深く愛しながらも、母を救えなかった過去の自分や、小説家になる夢をかなえられなかった現在の自分に対する怒りが混ざり合い、愛憎で身動きが取れなくなった次男を、痛々しいほどビビッドに体現。
『天皇の料理番』でも共演した鈴木亮平や、『万引き家族』(18)で一層評価を高めた松岡茉優と共に創出する、“血のつながり”を感じさせる空気感も秀逸だ。
あわせて読みたい:『ひとよ』静の暴力、愛の体温――白石和彌の新境地は「家族映画」を刷新する
15.『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(20) 監督:大友 啓史
『るろうに剣心』シリーズ、約6年ぶりとなる新作。原作ファンの間でも人気が高いエピソードで、実写化を待ち望まれていた「過去篇」を、満を持して2部作で公開する。
これまでのキャスト・スタッフが勢ぞろいするほか、新田真剣佑が剣心の過去を知る宿敵・縁、『何者』でも佐藤と共演した有村架純が、剣心がかつて愛した女性・巴役で参加。
これまでは断片的にしか描かれなかった、剣心の「人斬り抜刀斎」時代がメインで描かれることが予想され、佐藤の練度を増した熱演に期待がかかる。
2020年にはテレビドラマ『恋はつづくよどこまでも』の大ヒットもあり、芸能生活約14年で、日本映画・ドラマ界になくてはならない絶対的な存在へと駆け上がった佐藤。
「心・技・体」備わった彼が今後どのような“俳優道”を見せてくれるのか、見守っていこうではないか。
文: SYO
1987年生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌編集プロダクション・映画情報サイト勤務を経て映画ライター/編集者に。インタビュー・レビュー・コラム・イベント出演・推薦コメント等、幅広く手がける。「CINEMORE」「FRIDAYデジタル」「Fan's Voice」「映画.com」「シネマカフェ」「BRUTUS」「DVD&動画配信でーた」等に寄稿。Twitter「syocinema」
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