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『ミッドナイトスワン』挑戦を楽しもう。草彅剛の「演じる」流儀【Actor's Interview Vol.7】

『ミッドナイトスワン』挑戦を楽しもう。草彅剛の「演じる」流儀【Actor's Interview Vol.7】

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仕事は選ばない。失敗も恐れない



Q:『まく子』(19)や『台風家族』(19)なども含めて、近年の草彅さんの作品選びは非常に面白いと感じています。「いまはこういう風にやりたい」のような基準があるのでしょうか。


草彅:いえ、まったく決めていなくて、来るもの拒まずです。お仕事をいただけるだけでありがたいです。


自分がやりたい役というのも特にはないんですが、新しいスタッフの方と出会えるのが楽しみですね。初めて仕事する方からは、これまでの自分にはなかったものを吸収できますし、前にご一緒した方も、何年かして再び顔を合わせると新しい感覚にもなりますし……仕事、選んじゃダメでしょ。仕事をやろうぜ!って気持ちです(笑)。




Q:素敵なお答え、ありがとうございます。近年はYouTubeやTwitter等の活動も精力的に行われていて、モチベーションのキープをどう行われているのか、気になります。


草彅:本当に嫌だったら、やらないと思うんです(笑)。でも、やってみないとわからないことが全体の80%くらいを占めていると思うんですよ。だから、一旦やってみて、それでダメだったらダメでいいじゃないかみたいな(笑)、失敗を恐れなければいいんじゃないかな。


Q:なるほど…。その言葉、とても勇気づけられます。


草彅:失敗したときは恥ずかしいですけどね。演じ切れなかったらどうしようとか、「今回の剛くんイケてないじゃん」って思われたらどうしようとか、いまだにありますよ。


でも、それを考えてたら何もできないから、YouTubeにしても「動画とかわかんないけどやってみよう!」「料理作ってみて、どうなるかわかんないけどダメだったらしょうがない!」という気持ちでやってます(笑)。


(草彅剛・香取慎吾・稲垣吾郎が始めたオフィシャルファンサイト)「新しい地図」が3年目になって、周りのスタッフをとても信用しているし、ダメだったら共倒れだ、と素直に思える。いまは「挑戦」を、楽しんでいます。



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草彅 剛

1974年7月9日生まれ。1991年CDデビュー。主な出演作は、『黄泉がえり』(03/塩田明彦監督)、『日本沈没』(06/樋口真嗣監督)、『あなたへ』(12/降旗康男監督)、またテレビドラマは「僕と彼女と彼女の生きる道」(04/CX)、「任侠ヘルパー」(09/CX)など、多数作品に出演を果たす。2017年9月にはオフィシャルファンサイト「新しい地図」を立上げ、その後自身主演の『光へ、航る』(太田光監督)を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』(18)は2週間限定公開の中、28万人以上を動員し、大ヒット。また、音楽劇「道」(18/演出:デヴィッド・ルヴォー)、「家族のはなし」(作/演出:淀川フーヨーハイ、あべの金欠)、「アルトゥロ・ウィの興隆」(作:ベルトルト・ブレヒト/演出:白井晃)など、舞台作品にも出演。その他出演作に、西加奈子原作の『まく子』(19/鶴岡慧子監督)、『台風家族』(19/市井昌秀監督)がある。



取材・文:SYO

1987年生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌編集プロダクション・映画情報サイト勤務を経て映画ライター/編集者に。インタビュー・レビュー・コラム・イベント出演・推薦コメント等、幅広く手がける。「CINEMORE」 「シネマカフェ」 「装苑」「FRIDAYデジタル」「CREA」「BRUTUS」等に寄稿。Twitter「syocinema





『ミッドナイトスワン』

9月25日(金)全国ロードショー

配給:キノフィルムズ

(c)2020 Midnight Swan Film Partners

公式サイト:midnightswan-movie.com

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