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『裸足で鳴らしてみせろ』工藤梨穂監督 冒険の映画を撮り続けたい【Director’s Interview Vol.229】

『裸足で鳴らしてみせろ』工藤梨穂監督 冒険の映画を撮り続けたい【Director’s Interview Vol.229】

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冒険の映画を撮り続けたい



Q:こうやって素晴らしい監督デビューになりましたが、今後はどんな映画を作っていきたいですか?


工藤:『裸足で鳴らしてみせろ』を撮ってみて、自分は冒険の映画を撮り続けたいのだなと改めて思いました。北海道みたいな開けた土地で、またロードムービーを撮れればいいなと思っいます。


Q:では最後に影響を受けた監督や作品についてお聞かせください


工藤:この映画ではウォン・カーウァイ監督『ブエノスアイレス』(97)の影響を特に受けています。『オーファンズ・ブルース』のときもそうだったのですが、レオス・カラックス監督の『汚れた血』(86)はずっと頭の隅にあってオマージュしたシーンもあります。その二人の監督にはずっと影響されていますね。



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監督・脚本:工藤梨穂

1995年生まれ、福岡県出身。西加奈子著書「さくら」を読んだことがきっかけで映画の道に進む。京都芸術大学映画学科の卒業制作『オーファンズ・ブルース』(18)が、第40回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2018」でグランプリ、ひかりTV賞を受賞し、最終審査員の生田斗真氏から絶賛を受ける。同作で、なら国際映画祭学生部門NARA-waveにてゴールデンKOJIKA賞、観客賞を受賞。その他、Japan Cuts〜ジャパン・カッツ!(北米最大の日本映画祭)、フィルマドリッド/FILMADRID国際映画祭(スペイン)などに招待上映されるなど国内外でも注目を集め、2019年にはテアトル新宿ほか全国10館以上で劇場公開された。本作『裸足で鳴らしてみせろ』でPFFスカラシップの権利を獲得し、商業映画デビューとなる。第51回ロッテルダム国際映画祭・ハーバー部門選出、世界最大級の子ども映画祭・ジッフォーニ映画祭(イタリア/2022年7月開催)に招待上映が決まっており、国内のみならず海外からも既に注目を集めている。



取材・文: 香田史生

CINEMOREの編集部員兼ライター。映画のめざめは『グーニーズ』と『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。最近のお気に入りは、黒澤明や小津安二郎など4Kデジタルリマスターのクラシック作品。


撮影:青木一成




『裸足で鳴らしてみせろ』

8月6日(土)より、ユーロスペース ほか全国順次ロードショー

配給:一般社団法人PFF、マジックアワー

(C)2021 PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)/一般社団法人PFF

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