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『shady』山田日貴監督 「人間」を表現するために at SSFF & ASIA 2026【Director’s Interview Vol.559】

『shady』山田日貴監督 「人間」を表現するために at SSFF & ASIA 2026【Director’s Interview Vol.559】

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「人間」を表現するために



Q:普段の作品も社会問題をテーマに取り入れることが多いのでしょうか。


山田:社会問題を取り入れたのはどちらかというと後付けでした。結局、人間を撮りたいんです。人間が社会で生きる上でどう考えて行動するのか、何かにすがらないと生きていけない人間そのものに興味がある。だから今後も「人間らしさ」みたいな部分を撮っていきたいですね。


Q:確かに人間臭さを感じました。「この画を撮りたい」ではなく、あくまで「人間を撮りたい」と。


山田:「人間を表現するためにこの画で撮ろう」という感覚でやっています。


Q:長編映画の経験はありますか。


山田:長編の経験はなくて、一番長いもので30分とかですね。


Q:今作では物語の前後が用意されていたとのことですが、今後長編を作るとしたら『shady』がベースになるのでしょうか。


山田:もちろんそれもありますが、次は一転してラブコメの群像劇に挑戦したいなと思っています。僕が撮るとどこか暗くて「全然コメディ要素ないじゃん!」みたいになりそうですが(笑)。今作では特定の事件を取り扱いましたが、次は日常に根差したものを撮りたいです。コメディを取り入れることによって、日常のちょっとした瞬間を少し変わった瞬間に変えられる。そうすることで社会を描くことができるのではないかと。


Q:「SSFF & ASIA 2026」にて、スクリーンで上映される気持ちはいかがですか。


山田:素直に嬉しいですね。こういった映画はスクリーンで流れることが少ない気がするので、観客の皆さんに観ていただいて、何かしら感じ取っていただけると嬉しいです。


Q:映画制作をする上で、スクリーンで上映することにはこだわりたいですか。


山田:そこはこだわりたいですね。映画を好きになったきっかけも映画館でしたし、やはり映画は映画館で観るものだなと。今はいろんな鑑賞スタイルがあると思うのですが、スクリーンで上映することを前提に映画を作りたいと思います。


Q:好きな映画や憧れている監督を教えてください。


山田:台湾のエドワード・ヤン監督です。僕の師匠と勝手に呼んでいます。人間と社会を描く鋭い視点と、けれど鋭すぎず温かみがあるところが好きです。僕もそんな映画を作りたいなと。好きになったきっかけは『ヤンヤン 夏の想い出』(00)でした。



本作『shady』は6月30日火曜日までオンライン視聴が可能です。詳しくは「SSFF& ASIA 2026」の公式サイトをご確認ください。





監督:山田日貴

1993年生まれ。東京都出身。早稲田大学卒業。在学中より自主制作映画の制作を開始する。現在も短編映画を中心に制作活動を行い、企業のCMやPVなどの監督も手掛けている。 



取材・文:CINEMORE編集部



SSFF & ASIA 2026 公式サイト:https://www.shortshorts.org/2026/

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