近未来を舞台にしたオムニバス映画『LAPSE ラプス』の1篇『リンデン・バウム・ダンス』で主演をつとめたSUMIRE。岡崎京子原作・行定勲監督『リバーズ・エッジ』では、独特の存在感で鮮烈な印象を残した彼女だが、今回演じるのは、近未来の日本で、AIに延命治療を受けている祖母に寄り添う大学生。今回の役作りや、始めてまだ1年半ほどの俳優業などについて語ってもらった。
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共感できた家族への思い
Q:今回の映画に出演されたきっかけは。
SUMIRE:プロデューサーの方が、キャスティングを考えていた際に私を想像してくれたらしく、お話をいただき台本を読んでから決めました。
Q:台本読んだ印象はどうでしたか?
SUMIRE:私が演じる葉月ヨウは、おばあちゃん思いのところがあって、普段の自分と似てるんですよね。自分も結構おばあちゃん子なんで。そういう、家族に対する思いとかに対して、すごく共感できるところが多かったですね。そこから、ヨウがどういうキャラクターなのか、ルックス含めていろいろと想像して、役に入っていきました。
Q:役作りについて、監督とはどういうふうに話したのでしょうか。
SUMIRE:監督とは、衣装合わせのときに雰囲気や表情について話して、あとは個人的に作り込んでいって、読み合わせを重ねていった感じです。
Q:実際に完成した映画の印象はどうでしたか?
SUMIRE:ヨウのことを改めて尊敬しました。おばあちゃんや大切な人への彼女の一生懸命な思いを見て、自分はどうなのかなと考えさせられましたね。
Q:SUMIREさんにとって、おばあちゃんや家族って、どういう存在なのでしょう。
SUMIRE:普段ずっと一緒にいる人たちなので、一緒にいればいるほど、ありがたみとかも忘れてきちゃったりするんですね。でも、そういうのも忘れないで、一緒にいる時間を大事にしていきたいなって思います。
Q:仕事が忙しくなってくると、会う時間が少なくなっていきますよね。
SUMIRE:そうですね。なので、会う時間一つ一つが大事だと思ってます。