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オズの魔法は映画の魔法【川原瑞丸のCINEMONOLOGUE Vol.23】

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楽しい特撮映画『オズの魔法使』



 有名な作品ほどちゃんと観る機会を逃しがちだ。ヴィクター・フレミング監督、ジュディ・ガーランド主演による映画『オズの魔法使』(送り仮名はなし)はそのいい例で、ポップアイコンとして有名すぎるキャラクターたちは、当たり前のようにどこででも見かけるので、本編を観ていなくとも知っている気がしてしまうほど。そういえばキャラはわかるが映画自体は子どもの頃ちらりと観たきりだと思い出したのであった。


 「オズの魔法使い」はライマン・フランク・ボームによる児童文学。竜巻によってカンザスからオズの国に飛ばされた少女ドロシーが、知恵のないかかしや、心のないブリキの木こり、意気地のないライオンと出会い、彼らそれぞれの願い事や、カンザスに帰りたいという自分の願いを聞いてもらうために、魔法使いオズのもとを目指して旅をする物語。映画『オズの魔法使』はもっとも有名な映像化作品だろう。


 改めて観るとその映像のおもしろさに驚く。モノクロ(というよりはセピア調)で表現されたカンザスと、テクニカラーによるカラフルなオズの国の対比は言うまでもないが、時代がかったメイクやコスチュームで一見不気味に見えるかかしやブリキ、ライオンも、俳優の見事な演技でとても生き生きとして見える。


 かかしは本当に中身が藁であるかのようにぐにゃぐにゃと歩くし、ブリキもさっきまで錆びついていた金属といった感じで、ライオンは単に着ぐるみであるということを感じさせない愉快なキャラクターになっている。彼らは紛れもなくアイアンマンやチューバッカの祖先と言えるだろう。そういった存在感は、やはり原作時点でのキャラクターたちの完成度を感じさせもする。



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