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『ローガン・ラッキー』音楽担当で映画のテイストが分かる!?ソダーバーグ映画を支える音楽家たち

『ローガン・ラッキー』音楽担当で映画のテイストが分かる!?ソダーバーグ映画を支える音楽家たち

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ソダーバーグ映画のテイストは音楽担当で決まる?



 スティーヴン・ソダーバーグが引退を撤回して映画監督に復帰する――と聞いて、『ローガン・ラッキー』が軽妙な犯罪コメディになると予想できた人はいただろうか。4年ぶりに劇場長編映画を撮るのだから、相当に力の入った復帰作になる可能性だってあったはずで、『ローガン・ラッキー』の軽やかなエンタメ感は嬉しい不意討ちだったと言える。


 そもそもソダーバーグはあらゆるジャンルを自分なりのスタイルで咀嚼することにコダワリがあり、ひと口で「こんな作風」だと説明するのが難しいタイプ。現実の問題を扱っても、麻薬戦争の全貌を壮大な群像劇として描き切った『トラフィック』(2000)もあれば、大企業の内部告発事件をシュールなコメディに仕上げた『インフォーマント!』(2009)のような変わり種もある。「なにをしでかすかわからない」とは思ってはいたが、まさかここまで軽いタッチで勝負してくるとは想定外だった。




 ここにもソダーバーグという映画作家の、「テーマを語るために映画を作っているわけではない」とでも言いたげな食えなさを感じてしまうのだが、実はプロットも明かされていない段階から『ローガン・ラッキー』がどんなテイストになるかを予測する大きなヒントは明かされていた。スタッフリストを探せば、音楽担当がデヴィッド・ホルムズだと分かるからだ。


 実はソダーバーグはわずかな例外を除いて、自分の監督作の音楽を3人の作曲家の誰かに任せてきた。デビュー作『セックスと嘘とビデオテープ』(1989)以来の付き合いのクリフ・マルティネス。『オーシャンズ11』三部作(2001~2007)を手がけたデヴィッド・ホルムズ。そして映画音楽界のサラブレッド、トーマス・ニューマンだ。ソダーバーグのフィルモグラフィーはバラエティ豊かでジャンルも多岐にわたっているが、この3人の作曲家の誰が音楽を担当しているかで、3つの路線に大別することができるのだ。



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