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  4. 自作自演で「第四の壁」を軽々と破壊し、当たり役を極めたライアン・レイノルズ『デッドプール2』 ※注!ネタバレ含みます。
自作自演で「第四の壁」を軽々と破壊し、当たり役を極めたライアン・レイノルズ『デッドプール2』 ※注!ネタバレ含みます。

自作自演で「第四の壁」を軽々と破壊し、当たり役を極めたライアン・レイノルズ『デッドプール2』 ※注!ネタバレ含みます。

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俳優の名前まで出して、フィクションと現実を融合



 デッドプールの最大の魅力といえば、「第四の壁」を壊すこと。「第四の壁」とは、もともと演劇用語で、舞台で上演されているフィクションの世界と、それを客席で見つめる観客とを隔てる見えない壁を示し、創作物(=非現実)と現実世界を分けるものだ。つまり第四の壁を壊すというのは、フィクションの世界に生きる役者が、現実の観客に見られていることを意識すること。『デッドプール』は1作目からその行為が徹底されており、主人公のデッドプールが、映画を観ているわれわれに話しかけ、状況や本心を説明してくれた。


 そんな第四の壁の破壊は、続編『デッドプール2』ではさらに加速している。デッドプールがこちらに話しかけるだけでなく、「ここで1曲」などとBGMのキューを出し、曲とともにバトルアクションを開始したりする。主人公が、ほぼ“演出家”状態になってしまうのだ! 




 映画の世界(フィクション)と現実の境界はさらに曖昧になり、『 X-MEN』シリーズとのつながりでは、プロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア)が使うヘルメット状の装置「セレブロ」を装着したデッドプールが「これはパトリック・スチュワートが被ったやつ」などと、ふざけながら言う。映画の世界の話なら、「プロフェッサーXが~」と説明するはずだが、演じた役者(=現実世界の話)にすりかえてしまうのだ。同じような例で、デッドプールがサインをするシーンがあるのだが、そこに書かれる文字は「Ryan Reynolds」。演じている俳優の名前を出すことで、あっさりとフィクションと現実の境界を超えていくのである。



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