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『デッドプール2』で加速するミュージカル&80年代愛!

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「ここで1曲」と指示を出し、アクションが始まる



 アクションヒーローとして、あらゆる点で型破りなデッドプールの魅力は、この続編『デッドプール2』でも炸裂している。アクションのスケール感など製作費アップによる変化もあるが、相変わらずナンセンスなギャグが詰め込まれているのはファンにはうれしい限り。より多くの世代にアピールしようとして、生ぬるくなってしまう続編の罠には陥っていない。


 『デッドプール2』で、前作より明らかに過剰になっているのは、「第四の壁」の破壊である。スクリーン内の世界(映画)と、それを観ている観客の世界(現実)を乗り越え、映画と現実の境界線をなくす試みは、前作でもデッドプールが観客に話しかけてくるなど顕著にみられたが、今回は壁を破るセリフや演出がさらに加速。パトリック・スチュワートやライアン・レイノルズといった現実世界の俳優名が登場し、メタフィクションの様相を呈していく。さらに強調されているのが、デッドプールが映画監督のごとく、やたら演出の指示を出しまくる点だ。




 「さぁ、ここで1曲」とデッドプールが言えば、音楽が流れ始め、その曲に乗ってド派手なアクションシーンが展開されるというわけ。音楽とともに踊り出すミュージカルかと錯覚させるほどだ。よくよく考えれば、ありえないバトルアクションと、突然歌って踊り出すミュージカルの「非日常感」は共通している。それを意識してか、無意識の引用なのか、この『デッドプール2』は重要パートでミュージカル作品が使われているのだ。


 公開前のプロモーション映像で、デッドプールが「続編はミュージカルだ!」とふざけて話していた。ローガンをライバル視し、それを演じたヒュー・ジャックマンが『 グレイテスト・ショーマン』を成功させた「あてつけ」の意図だったが、ミュージカルへの挑戦は、100%嘘というわけではなさそう。



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