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『デス・レース2000年』未来を予見した超カルト作が愛される理由は“ブラック・コメディ”にあった!?

『デス・レース2000年』未来を予見した超カルト作が愛される理由は“ブラック・コメディ”にあった!?

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出場者が殺し合いながら大陸横断する狂気のデス・ゲーム!



 1975年4月27日。3日後にベトナム戦争の終結を控えたアメリカで、一本のカルト作が解き放たれた。その物語はあまりに強烈だ。なにしろここで描かれる大陸横断カーレースは、出場者たちが渾身の装備を施した改造車に乗り込み、互いに殺し合いを仕掛け合いながらゴールまでのスピードを競うというシロモノ。その上、レースの過程では道行く人を轢き殺すごとにポイントが加算されるのだから、もはやタブーもへったくれもありゃしない。


 さらには、主人公も正義の味方なんだかモンスターなんだか、よくわからない。頭から足先まで完全にレザースーツで覆われ、なかなか素顔を露わにしないその男。どうやら彼の体は満身創痍のつぎはぎだらけで、今回のレースにも医療チームの尽力でなんとか復帰が間に合ったのだとか。そんな不死身かつアウトローな彼のことを観衆は「フランケンシュタイン」と呼ぶ。


 このフランケンを演じたデヴィッド・キャラダインといえば、TVシリーズ「燃えよ!カンフー」で一躍有名になり、後にはクエンティン・タランティーノ監督作『キル・ビル』シリーズでも、すべての黒幕となる謎の男“ビル”役として登場。惜しくも’09年にこの世を去った彼にとって『デス・レース2000年』は「カンフー」で根付いたイメージを払拭する強烈な一撃となった。


 その他の出場者も変わり者ばかりだ。ナチス党員を自負するマチルダ(ロバータ・コリンズ)や西部劇から飛び出してきたようなカラミティ・ジェーン(メアリー・ウォロノフ)、極悪非道なことが大好きな暴君ネロ(マーティン・コーブ)、ところ構わず銃弾の雨を降らせるマシンガン・ジョー(シルヴェスター・スタローン)など強烈な面々が顔をそろえる。中でもスタローンは、フランケンの因縁のライバルとして登場。やがて『ロッキー』を世に送り出し “時の人”となる運命をまだ知らない若者の姿がここに刻印されている。



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