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これぞロジャー・コーマン式映画術!低予算ながら驚くべき破壊力を持った、70年代の超人気カルト作『デス・レース2000年』

これぞロジャー・コーマン式映画術!低予算ながら驚くべき破壊力を持った、70年代の超人気カルト作『デス・レース2000年』

Index


    B級映画の帝王、ロジャー・コーマンによるカルト傑作



     どこの世界にも「~の王」や「~の神」などの異名を持つ者が存在するが、映画界に限って言えば、この男ほど業界内の人間と観客の双方に愛される王は他にいないだろう。


     人はロジャー・コーマンのことを「B級映画の帝王」や「大衆映画の法王」と呼ぶ。これまで手掛けてきた作品は400本以上。彼は90年代に「私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか」という自伝を出版しているが、このタイトルからしてすでに彼が「帝王」である理由を率直に物語っている。


     「映画製作はギャンブルのようなもの」とよく言われる。しかしロジャー・コーマンは大博打とは無縁の存在だ。経営に関しては極めて堅実。それでいて映画のテイストは奇想天外。低予算の枠内でアクションとエロスとバイオレンスという観客が本能的に「観たい!」と思うものをふんだんに詰め込み、時にはその意味で「ポルノ」などと揶揄されながらも、自分の情熱の赴くままに突き進み、しっかりと採算を取ってきた。その意味で彼は間違いなく「最強のインディペンデント映画の製作者」である。


     そんな彼が世に送り出してきたカルト作の中でも最大級の賛辞と人気を誇るのが’75に製作された未来映画『デス・レース2000年』だ。


     舞台は’00年のアメリカ。奇抜なキャラクターたちがそれぞれの改造車に乗り込み、ニューヨークからロサンゼルスまで大陸横断しながら大量に人を轢き殺し、そのスピードとポイントを競い合うというストーリー。映画は全編にわたって低予算のカー・アクションとバイオレンス、そして無駄に裸の男女が登場するエロの様相も持ち合わせているが、この狂気じみたレースが大統領主催で行われるあたりには当時の政治を揶揄する狙いもあっただろうし、いつの時代も変わらない、暴力をこよなく愛する大衆への風刺もあっただろう。



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