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アメリカン・ニューシネマの夜明け前。ロジャー・コーマン×ピーター・フォンダ『ワイルド・エンジェル』

アメリカン・ニューシネマの夜明け前。ロジャー・コーマン×ピーター・フォンダ『ワイルド・エンジェル』

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『イージー・ライダー」の出発点となった“不良映画の骨董品”



 古い映画を見ていると、「よくこんな映画を作ったものだ」と、半ばあきれつつも、好奇心がくすぐられることがある。今なら絶対に作られない映画との遭遇。なんだか、ガラクタ市で、奇妙なめっけモノに出会ったような、そんな不思議な気持ちになってしまう……。


 ピーター・フォンダ主演のバイクムービー『ワイルド・エンジェル』は、そんな骨董品的な青春映画の1本ではないだろうか。このタイトルを聞いても、「そんなタイトル、聞いたこともない」という答えが返ってくるかもしれない。まさに、知る人ぞ知る作品だが、2019年5月、日本ではBDがリリースされた。


 全米での公開は66年で、当時、大ヒット作となったが、日本では同じくフォンダ主演で社会現象を巻き起こした『イージー・ライダー』(69)公開後に上映された。


 『ワイルド・エンジェル』の主人公はアメリカのバイカーギャング、ヘルス・エンジェルスで、彼らの暴走する青春像が描かれる。ピーター・フォンダは70年代に日本でも人気のあったハリウッドの“元祖”二世スター“のひとり。父親は、『荒野の決闘』(46)などで知られる往年のハリウッド名優、ヘンリー・フォンダだ。共演はナンシー・シナトラで、彼女の父は、今も歌手として不滅の人気を誇るフランク・シナトラである。




 映画界やエンタメ界で名声を得ていた父親の世代に、その子供たちが反旗を翻した作品になっている。監督は“B級映画界の帝王”として伝説化しているロジャー・コーマンだ。



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