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『アリー/ スター誕生』観客もボーカルも全て本物!徹底的にリアルにこだわった

『アリー/ スター誕生』観客もボーカルも全て本物!徹底的にリアルにこだわった

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1976年版の主役とも遭遇



 続いてイギリスのグラストンベリー・フェスティバル(1970年から始まった大規模野外ロックフェス)へ向かったクーパーは、そこでもステージを4分間だけ拝借してジャクソンのライヴを撮影。そして驚くことに、このフェスティバルには、1976年の『スター誕生』で男性の主人公、ジョン・ノーマン・ハワードを演じたクリス・クリストファーソンが参加していたのだ。しかもブラッドリー・クーパーのステージを撮影した直後が、クリストファーソンの出番であり、クーパーは歌い終わってクリストファーソンを観客に紹介する役割も担当し、心から光栄に感じたという。


 カリフォルニア州の砂漠地帯で行われるコーチェラ・フェスティバルでは、実際のフェスの数週間前にオープニングに出るバンドのキャンセルが出てしまい、そこにレディー・ガガを出演させて撮影するという幸運にも恵まれた。




 その他にも、『アリー/ スター誕生』のコンサートシーンの撮影で使われたのは、かつてグラミー賞やアカデミー賞の授章式会場となったシュライン・オーディトリアム、トニー・ベネットやニール・ダイヤモンドもライヴを行った野外ステージであるグリーク・シアター、スポーツも行われる巨大アリーナを備えたザ・フォーラムなど、ロサンゼルスの有名なコンサート会場が撮影場所として使われた。各会場のチケットが販売され、多くのレディー・ガガのファンが購入(その売上はガガが若者の権利と平等、いじめ撲滅を支援する「ボーン・ディス・ウェイ財団」に寄付された)。グリーク・シアターでは、撮影後まで残ったファンのために、ガガが即興でピアノを弾き、ヒット曲を歌うというサプライズもあった。


 そしてリアリティへのこだわりで最もハードルが高かったのは、ブラッドリー・クーパーのボーカルだろう。「ライヴのシーンは、必ず実際にその場で歌う」という信念で撮影が行われ、劇中では彼の見事な歌声が披露されているが、それは6ヶ月もの間、週5日間ものボーカル・トレーニングを受けた成果である。レディー・ガガの専属コーチもクーパーを指導した。


 ちなみにレディー・ガガとブラッドリー・クーパーが初めて今作のために顔合わせをした際に、その場で話が盛り上がり、ガガがピアノを弾きながら即興でふたりはデュエットしたという。その瞬間、ガガはブラッドリーの潜在的な歌唱力に気づき、今作の成功を確信したと語っている。



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