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今や世界的ヒットメーカー!ジェームズ・ワンの出世作『ソウ』はこうして生まれた!

今や世界的ヒットメーカー!ジェームズ・ワンの出世作『ソウ』はこうして生まれた!

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120万ドルで1億ドルを稼いだデビュー作『ソウ』



 DCコミックのヒーローの活躍を描いた『アクアマン』(18)で、爆発的なヒットを飛ばしているジェームズ・ワン監督。1憶6千万ドルもの巨額の製作費を費やした大作で、約5倍以上の世界興収を上げているのだから、今や立派なヒットメーカー。しかし、製作費に対する興行収入の割合という点では、デビュー作『ソウ』(04)にはかなわない。なにしろ、120万ドルで作られた同作は世界興収1億ドルを突破。経費の約85倍の利益を上げたのだ。低予算でもヒットを飛ばすことがある映画界では、時としてこのような凄まじいコスパのヒット作が生まれるが、それも作り手の才能があってこそ。『ソウ』は、いったいどのようにして生まれ、ワン監督をステップアップさせたのか。改めて、それをたどってみよう。



 まずは『ソウ』の物語をおさらいしておこう。朽ち果てた浴室で目を覚ました、ふたりの男。彼らはそれぞれ対角線上の隅に、鎖の足かせを付けられて拘束されている。ひとりは中年の医師ゴードン、もうひとりは若いカメラマン、アダム。部屋の真ん中には何者かの死体が転がっている。わけもわからぬまま、ふたりはジグソウと名乗る謎の人物に、死のゲームを強いられる。一方、同様の犯行によりジグソウを殺人罪で追っていた刑事は、その正体がゴードンではないかと疑っていた。だが、その頃ゴードンの家族が、ジグソウの罠にはまって命の危機に直面し……。


 ワンとリー・ワネルによる脚本は、とにかくよくできており、伏線が効いているうえに、次々と判明する衝撃の事実はサスペンスを大いに盛り上げる。末期の脳腫瘍に冒された殺人鬼ジグソウのキャラクターもユニークだ。いいかげんに生きている人間を捕えては、生死の境ぎりぎりの判断を強いるようなゲームを仕かけ、命のありがたみを思い知らせる、どこか哲学的な雰囲気のある男。アゴを砕くヘッドギアをはじめ、殺人装置も凝っていて面白い。『サスペリアPART2』(75)からヒントを得た、ジグソウを象徴する人形の存在も印象に残る。



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