横浜流星。最近この名前を、頻繁に聞くようになったのではないか。容姿端麗、雰囲気良好、身体能力抜群。非の打ちどころのないポテンシャルで、芸能界の覇道を駆け上がってきたライジングスターだ。
1996年生まれの23歳。モデルとして芸能活動を始め、2012年から俳優業もスタートした。極真空手の世界大会で優勝するほどの腕前で、若手俳優の登竜門である戦隊モノの『烈車戦隊トッキュウジャー』(14)を経て(身体能力を活かし、アクションシーンでは、スタントを立てずに自分で演じることも多かったとか)、2019年にテレビドラマ『初めて恋をした日に読む話』でその名をとどろかせる。
その後、『あなたの番です 反撃編』(19)、『4分間のマリーゴールド』(19)、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(20)とテレビドラマに立て続けて出演。加えて、数々のCMや、資生堂の化粧品「recipist」のキャンペーンで土屋太鳳とカップルを演じるという企画が話題となり、お茶の間やネットユーザーの中でも大いに知られる存在となった。
その勢いを示すように、2020年に行われた第43回日本アカデミー賞では、新人賞を獲得。公式Instagramのフォロワーは、今や185万人を超える。まさに、向かうところ敵なしだ。
今後ますます絶対的な存在になっていくことが“確約”されているといってもいい、希望の光。今回は、そんな横浜の出演映画から、5本を厳選してご紹介する。
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横浜流星出演のおすすめ映画(2017)
1.『キセキ あの日のソビト』(17) 監督:兼重淳 111分
横浜のキャリアの中でも、重要な一作だ。人気音楽グループ「GReeeeN」の結成秘話を描いた音楽映画で、松坂桃李、菅田将暉、成田凌、杉野遥亮と共演している。メインキャストの全員がブレイクを果たした、メモリアルな作品といえよう。
ミュージシャンとして業界入りするも、理想と現実のはざまで苦悩する兄(松坂)と、歯科医になる堅実な目標を持ち、「音楽活動は趣味」と割り切る弟(菅田)。考え方が異なる兄弟と仲間たちが、試練を乗り越えて楽曲づくりに励む。
横浜の役どころは、弟の予備校時代からの親友であり、将来の目標を決めるきっかけの1つになる“相棒”的ポジション。柔らかな笑顔と穏やかな性格で、GReeeeNの精神的支柱の役割もこなしている。横浜は本作でライブシーンにも挑戦し、CDデビューも果たした。
この時期の横浜は、『オオカミ少女と黒王子』(16)、『全員、片想い』(16)、『honey』(18)など、青春恋愛映画に多数出演。テレビドラマ・映画と製作された『兄友』(18)では、女性に対して極端に奥手な男子を、初々しく演じている。
なお、『キセキ あの日のソビト』に続く「GReeeeN映画プロジェクト」の第2弾となる『愛唄 約束のナクヒト』(19)では主演に抜擢。余命わずかと告げられた青年に扮している。
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