横浜流星出演のおすすめ映画(2018)
2.『虹色デイズ』(18) 監督:飯塚健 110分
佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、中川大志、高杉真宙と仲良し4人組の高校生を演じた青春映画。
『荒川アンダーザブリッジ』シリーズの飯塚健監督がメガホンをとり、ハイテンポな展開、スローを効果的に用いた映像、カラッと乾いた鮮やかな色彩、ギャグ満載のユーモラスなセリフの応酬など、青春のエネルギッシュな生命力が画面に満ちている。
本作で横浜が扮したのは、「男と女にはSとMしかない」が口癖のモテ男子。女性から告白されてばかりだが、本人は夢中になれる「真実の愛」に焦がれている。優しげな風貌から落ち着いたキャラクターも得意な横浜だが、本作では振り切ったノリの良さと、等身大の男子らしいはっちゃけた表情を見せている。
同世代の共演陣との息の合った掛け合いや、笑顔をはじけさせるシーンなど、楽しさの詰まった爽快作だ。
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3.『青の帰り道』(18) 監督:藤井道人 120分
のちに『新聞記者』(19)を手掛ける俊英・藤井道人監督とのタッグ作。元々は2016年の時点で撮影が行われていたが、出演者の1人が逮捕されたことで撮影が中断。お蔵入りの危機に瀕したなか、再撮影を乗り越えて、完成にこぎつけた。その苦心の道のりが示すように、青春の不可逆性と痛み、不死鳥のような力強さを内包した青春ドラマだ。
高校卒業を間近に控えた、7人の男女。楽しく無邪気な時間は終わりを迎え、それぞれに新生活を迎えるが、待っていたのは順風満帆な日々ではなかった――。夢と現実の狭間に苦しむ者、犯罪に手を染めてしまう者、人生に絶望してしまう者……。挫折と失敗を繰り返し、若者たちが大人になっていく軌跡を、エモーショナルな映像で映し出していく。
横浜が本作で示したのは、純粋がゆえの危うさ。誰よりも仲間想いで、同時に大人になることへの抵抗感や不安を抱えるがゆえに、周りと同じ速度で成長できず、人生を踏み外してしまう――。そんなキャラクターの「脆さ」を、絶妙なバランスで魅せている。
なお、藤井監督と横浜、主題歌を担当した人気バンド「amazarashi」は、『未来になれなかったあの夜に』のミュージックビデオで、再び顔を合わせている。こちらでは、横浜が夢破れたミュージシャンを、痛々しいまでにリアルに体現している。
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