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「THU JAPAN 2023」エイミー・アニオビ インタビュー【CINEMORE ACADEMY Vol.25】

「THU JAPAN 2023」エイミー・アニオビ インタビュー【CINEMORE ACADEMY Vol.25】

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2023年9⽉20⽇(⽔)〜23⽇(⼟)に⽯川県加賀市にて開催された、⽇本初上陸のクリエイティブ・リトリート*イベント「THU JAPAN 2023(#THUJAPAN)」。映画監督や脚本家、クリエイティブディレクター、編集者、イラストレーター など、世界で最も⾰新的で影響⼒のあるストーリーテラーたちがSENSEI(講師)として集結。ユニークで実践的なセミナーやワークショップが行われました。


CINEMORE編集部は実際に現地に赴きリトリートを体験。SENSEIのみならず、アニメーターやCGアーティスト、俳優やイラストレーターなど、世界21の国と地域から集まった約200名のクリエイターたちと共に、4日間に渡ったセミナーやワークショップ、パーティに参加してきました。「NO VIP」というコンセプトのもと、参加者と講師の壁、言語の壁を超え、多くのクリエイターと言葉を交わし、時にはお酒を交え、たくさん交流できたことは何物にも代えがたい素晴らしい体験でした。


*リトリートとは:住み慣れた⼟地を数⽇間離れて、仕事や⼈間関係で疲れた⼼や体を癒す過ごし⽅のこと。観光が⽬的の旅⾏とは違い、⽇常を忘れてリフレッシュすることを⽬的とする。欧⽶で流⾏している新しい旅や合宿のスタイル。


THU JAPAN 2023開催の様子


開催期間中は、数多くいるSENSEIの中から、特に映画に馴染みの深い4名に単独インタビューを実施。『ミニオンズ』のカイル・バルダ監督、『パーフェクトブルー』の脚本家村井さだゆき氏、『PLAN 75』の早川千絵監督、そしてHBOのエミー賞ノミネート作品『インセキュア』の脚本家、監督、エグゼクティブ・プロデューサーのエイミー・アニオビ氏から話を伺いました。それぞれのインタビューを連載形式でお届けします。第一弾はエイミー・アビオニ氏から! お楽しみください。






エイミー・アニオビ

脚本家、監督、エグゼクティブ・プロデューサー。ノーステキサス出⾝、スタンフォード⼤学とUCLAを卒業。HBOのエミー賞ノミネート作品であるイッサ・レイ主演のコメディ『インセキュア』の脚本家、監督、エグゼクティブ・プロデューサーとして活躍。趣味は旅⾏、クッキー作り、ウイスキー。


Index


参加者全員がストーリーテラー



Q:THU JAPANに参加してみていかがですか。


アニオビ:とても楽しんでいます! 最初に参加したTHUは2021年のリスボン郊外で開催されたものでした。当初はどういうイベントか全く知らなかったのですが、行ってみたら皆さんすごく優しくて温かい。クリエイティビティにフォーカスが当たっていて、とても素晴らしいイベントでした。主催者のアンドレに「また機会があれば是非参加したい!」と伝えたところ、「実はTHU JAPANというのをやろうと思って、長い間準備をしているんだ。テーマはストーリーテリングだし、君は相応しいから思うから是非来てよ!」と誘われたんです。


Q:ここでは「NO VIP」というコンセプトがあって参加者全員がフラットに話せますが、その環境はいかがですか。


アニオビ:本当に素晴らしいことだし、とても重要なことですね。メンターであろうが受講者であろうが、同じ時間を過ごし同じ旅をするもの同士。誰のストーリーが価値があるということはなく、一人一人全員がストーリーテラーなんです。それでクリエイティビティにフォーカスすることで、お互いに深い会話ができるのだと思います。




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