ゴーストバスターズのスーツ(つなぎ)に袖を通す
Q:本作の一番の見どころや注目シーンがあれば教えて下さい。
ポール:それに答えるのは難しいですね…中に入り込みすぎていましたから。でも、OGや、スーツや、戦う姿を見る度にとても興奮します。
キャリー:私はアニー・ポッツのシーンが大好きです。彼女がスクリーンに映し出される度に自然と笑顔がこぼれます。彼女のことが大好きなので、つい見てしまいます。
Q: ポールに質問ですが、前作では着ることが無かったゴーストバスターズのスーツ(つなぎ)に袖を通した時のお気持ちはいかがでしたか?
ポール:この映画に携わることは、最初から最後まで「ここに自分がいて演じているなんて信じられない」という気持ちの連続でした。初めてあのスーツを着たときは夢みたいでワクワクしました。いつもは衣装に着替えるのが面倒で、自分が着てきた服のまま撮影ができたらいいのにと思っているのですが、あのスーツに身を包むのは毎回刺激的でした。今でもそうです。あのスーツは本当にかっこよく、着心地もいいし、象徴的なものです。あのスーツを着ることは特別な経験でした。
Q:本作では本格的にゴーストバスターズの一員として子供たちと活動することになりましたが、いかがでしたか?
キャリー:前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では、私はプロトンパックを背負ったり、スーツを着たり、ECTO-1を乗り回すことはなかったので、子供たちがとてもうらやましかったです。その後ジェイソンから連絡を受け、正式に2作目を製作することになり、「君たちもプロトンパックを背負って撃つんだ」と聞きましたが、そのことを完全に理解できていなかったかもしれません。映像を見た今も現実味がないのです。まだ夢のように感じています。
Q:日本の『ゴーストバスターズ』ファンに向けて一言お願いいたします。
ポール:日本の『ゴーストバスターズ』ファンの皆さんが映画を気に入ってくれることを願います。私たちが驚いたように、映画の中の隠れメッセージや子どもの頃に見た要素に興奮して楽しんでください。結局のところ、私たちもこのシリーズのいちファンですから、同じ情熱を持っています。映画をぜひ楽しんでください。
キャリー:世界的なファンの広がりにいつも驚かされます。オリジナル映画のファンでもある日本のファンの皆さんには、素晴らしい秘密の数々や映画に隠された要素をぜひ楽しんでもらいたいです。素晴らしい時間を過ごしていただけると思いますし、皆さんのサポートに心から感謝しています。この作品は私にとって、これまでの人生で経験したことのないような、愛に溢れた大切なものとなりました。
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ポール・ラッド
1969年4月6日アメリカ、ニュージャージー州生まれ。1995年アリシア・シルヴァーストーン主演による『クルーレス』(1995)でヒロインの相手役を演じ注目される。その後レオナルド・ディカプリオ主演の『ロミオ+ジュリエット』(1996)などに出演。TVドラマでも活躍し、人気TVシリーズ「フレンズ」(2002-04)で、リサ・クドロー演じるフィービーの恋人役として出演した。2004年の『俺たちニュースキャスター』などコメディ映画も多く、『40歳の童貞男』(2005)、『ナイト ミュージアム』(2006)、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』(2007)、『40男のバージンロード』(2009)、『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』(2013)など作品が続いた。2015年、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品となる『アントマン』の主役に抜擢。続く『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)、『アントマン&ワスプ』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023)にも引き続きアントマン役で出演している。『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』(2023)ではモンド・ゲッコーの声を演じた。
キャリー・クーン
1981年1月24日アメリカ、オハイオ州コプリー生まれ。マウント・ユニオン大学で学士号を取得し、ウィスコンシン大学マディソン校で演技の修士号を取得。ステッペンウルフ・シアター・カンパニーで舞台の経験を積む。2011年「バージニア・ウルフなんかこわくない」で初舞台を踏み、その後ブロードウェイでもハニー役を演じたことで、トニー賞の演劇部門最優秀主演女優賞にノミネートされたほか、ブロードウェイでの優れたデビューを称えるシアターワールド賞を受賞。いくつかのTVドラマに出演した後、デヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』(14)で、主人公のベン・アフレックの双子の妹役を演じ注目される。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)ではサノスの手下の一人プロキシマ・ミッドナイト役に抜擢された。その他の映画には、『ロスト・マネー 偽りの報酬』(18)、『父さんはオジロジカ・ハンター』(18)、『KIN/キン』(18) などがある。『8月の家族たち』の原作となった戯曲でピューリッツァー賞を受賞した、戯曲家で俳優の夫レイシー・レッツともにシカゴに住んでいる。
構成:CINEMORE編集部
『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』
3月29日(金)全国の映画館にて公開
配給:ソニー・ピクチャーズ