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カルト映画の最高峰『ピンク・フラミンゴ』がフィルムに刻む、崇高なるお下劣さ

(c)Photofest / Getty Images

カルト映画の最高峰『ピンク・フラミンゴ』がフィルムに刻む、崇高なるお下劣さ

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『ピンク・フラミンゴ』あらすじ

凶暴な殺人鬼ディヴァインは、バブス・ジョンソンと名を変え、母親のエディ、不良息子のクラッカー、覗き趣味のある娘のコットンと共に、ボルチモア郊外のトレーラーハウスに住んでいた。ある日、タブロイド紙がディヴァインを「世界で最も下品な人間」と評したことから、我らこそが「世界で最も下品な人間」だと主張するマーブル一家との争いが始まる。


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史上最低のお下劣映画を見るということ



 コロナ禍では、人生でかつてないほど「自宅で何を見るか?」という問いと真剣に向き合うことが多かった。


 こういうとき、あまり深く考えすぎず、身近なものから次々と着手していくのが最も効率の良いやり方だが、その一方で、こんな機会だからこそ「ハードルの高い一本」に挑戦したいという思いも芽生えてくる。


 だからこそ、と言っていいのか、それとも悩みすぎて私の脳みそが多少腐ってしまったのかわからないが、外出自粛期間に「史上最低のオゲレツ映画」への興味に取り憑かれてしまった。


 そのタイトルは『ピンク・フラミンゴ』。これまでずっとその存在を知りながら、必死に目線を避けてきた作品だ。それにとうとう手を出す日がやってきた。これが正しい選択だったのどうか、私はこの先の人生でずっと自問し続けそうな気がする。



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