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  4. 宇宙のカウボーイ=ハン・ソロを加速させる『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(4DX版レビュー付)※注!ネタバレ含みます。
宇宙のカウボーイ=ハン・ソロを加速させる『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(4DX版レビュー付)※注!ネタバレ含みます。

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反復される『スター・ウォーズ』正史のモチーフ



 脚本を担当したローレンス&ジョナサン・カスダン親子とともに、ハワードが作り上げた『ハン・ソロ』は、先述したようにルーカスの初期の構想からあった宇宙活劇、壮大さとリアルな視覚効果、それにスピーディーなアクションといったシリーズの特徴を継承している。


 ストーリー面で見逃せないのは、『スター・ウォーズ』サーガのドラマ性を高めた一大要素である、「父殺し」のモチーフが本作でも反復される点だ。「父殺し」とは、古くはギリシャ神話の『オイディプス』にも見られる、自らを育てた親を殺して“大人”になるという、成長の通過儀礼となる物語要素のこと。このモチーフから派生したバリエーションとして、実の父親ではなく主人公に影響力を持つ年上の人物が配され、現実に殺さないまでも何らかの形で庇護者の存在を超克することが、象徴的な「父殺し」として描かれることもある。




 『ハン・ソロ』において、孤児として登場するハンの父親的な存在になるのは、ウディ・ハレルソンが演じるベケットだ。アウトローの先輩格であるベケットは、「誰も信じるな」とハンに告げ、したたかに生き抜くことを教える。幾多の試練を共に戦い抜き、絆が芽生えたように見える二人も、やがて対決の時を迎える。この場面で、私たちは正史において繰り返された宿命を思い出さずにはいられない。



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