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『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』人間ハン・ソロにフォーカスしたスペース・ウエスタン! ※注!ネタバレ含みます。
2018.07.02
※2018年7月記事掲載時の情報です。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』あらすじ
シリーズ屈指の人気を誇るハン・ソロは、いかにして愛すべき悪党<ハン・ソロ>となったのか!?スター・ウォーズのヒーロー伝説のはじまりを描く、ノンストップ・アクション大作。銀河一のパイロットを目指すハン・ソロと、生涯の相棒チューバッカ、そしてミレニアム・ファルコン号との運命の出会いとは?やがて彼は、謎の美女キーラらと共にカリスマ性を持つベケットのチームに加わり、 “自由”を手に入れるために莫大な金を生む“危険な仕事”に挑む!
Index
『スター・ウォーズ』正史の全体像とアンソロジーの位置づけ
世界最高の興行収入を達成したSF映画シリーズとしてギネス世界記録にも認定されている『 スター・ウォーズ』シリーズ(2017年1月時点で74億5600万ドル超)。そのアナザー・ストーリー第2弾として公開される最新作が『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』だ。
なお、配給元のウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズは、2016年公開の『 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を含むアナザー・ストーリー作品群に「アンソロジー・シリーズ」のブランドを冠している。『ハン・ソロ』の内容に入る前に、シリーズの“本流”である「正史(カノン)」とアンソロジーの位置づけをおさらいしておこう。
『 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』予告
ディズニーがルーカスフィルムを買収する前、旧3部作(オリジナル・トリロジー、エピソード4~6)と新3部作(プリクエル[前日譚]・トリロジー、エピソード1~3)のほかに、ストーリー上の整合性がとれていない比較的緩やかな世界観のアニメ、コミック、小説がルーカスフィルム公認のスピンオフ作品群として多数リリースされていた。2012年にルーカスフィルムを買収したディズニーは、続3部作(シークエル[後日譚]・トリロジー、エピソード7~9)の製作を見据え、本流の実写映画シリーズおよびストーリー上の整合性がとれているアニメ映画『
スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』など一部の作品を「正史」と認定。そして、正史に属さない作品群を「レジェンズ」と呼んで区別することにした。さらに、ディズニー体制の下で新たに製作する実写アナザー・ストーリー映画を、過去のスピンオフ群と区別する狙いもあって、「アンソロジー・シリーズ」と呼ぶことにしたのだ。
なお、アンソロジー2作品で描かれる時代でみると、『ローグ・ワン』は『 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の直前に起きた出来事を中心に扱い、『ハン・ソロ』のストーリーはそこからさらに10年ほど前に設定されている。