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『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』ホントは怖い!?スピルバーグの映画たち

『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』ホントは怖い!?スピルバーグの映画たち

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実は悪趣味王!?



 スティーブン・スピルバーグ。この名前にどんなイメージを持っているだろうか?


 アカデミー作品賞を受賞した『シンドラーのリスト』(93)を筆頭に『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(17)や『ブリッジ・オブ・スパイ』(15)など、社会派ドラマの監督だろうか?はたまた傑作『E.T.』(82)や『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(16)のようなファンタジックでハートウォーミングな作品だろうか?



 確かに彼にはそんな一面がある。しかし、一部の映画ファンにとってスピルバーグとは「悪趣味王」なのである。そもそも映画における「悪趣味」とは、なんだろうか? まずはそこから定義していこう。


 それは、大きく分けて3つあるだろう。一つに「露悪的」であること。ナイフで刺し殺す描写でも、ナイフを持った人物が相手に体当たりして「ザクッ!」っといった効果音をつければ、記号として「刺殺した」は成立する。単に「誰かが誰かを殺した」ということを伝えるだけならこの程度の描写で充分なのだが、肉体に突き刺さっていくナイフをクローズアップで見せたり、引き抜いた傷から内臓がこぼれ落ちる様子をしつこく写した場合「悪趣味」となる。


 次に「命が安い」描写も悪趣味だ。人が簡単に死ぬ。たとえば武装した大勢の敵の中へ、主人公が単身乗り込み片っ端から殺していくような場面がある。マシンガンで何発も銃弾を叩き込んだり、手榴弾で効率よく殺していくような描写だ。映画の中で死ぬ悪党にだって人生があるし、家に帰れば家族だっているだろう。しかし、悪趣味監督にとって虚構の中の命は表現の道具でしかない。


 3つ目は後に記すが、おおむね「露悪的」「命の安さ」は悪趣味の代表的な例だろう。これを踏まえてスピルバーグのフィルモグラフィを振り返ると、いかに多くの人々を執拗な描写で、気軽に殺しているかがわかる。



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