TM & (C) 1981-2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. Used Under Authorization.
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』アメリカ映画のルネサンスを可能にしたスピルバーグの「勢い」
2018.05.02
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』あらすじ
夢の顔合わせが実現した記念すべきシリーズ第1弾!製作総指揮・原案ジョージ・ルーカス、監督スティーブン・スピルバーグの豪華コンビが放つ傑作ノンストップ・アクション!神秘的な力を秘めたアーク(モーセの十戒を収めた聖櫃)を巡って、考古学者のインディ・ジョーンズとナチスが壮絶な争奪戦を繰り広げる。
Index
スピルバーグとルーカスの休暇から生まれた傑作
考古学者インディアナ・ジョーンズ博士(ハリソン・フォード)がモーセの十戒を刻んだ石版が入ったアーク《聖櫃》をめぐり、ナチスと死闘を繰り広げる大冒険活劇。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』にこれ以上の説明は不要だろう。この作品はアクション映画の歴史と興行記録を書き換え、以降のハリウッド映画の潮流を『 スター・ウォーズ』に続いて決定づけた記念碑的作品だ。
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』TM & (C) 1981-2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. Used Under Authorization.
作品の発端は1977年、休暇でハワイに向かったスティーブン・スピルバーグが、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を完成させ同じく休暇をとっていたジョージ・ルーカスと合流したことだった。この時スピルバーグが「007を監督したい」と話すとルーカスが「それならこんな企画がある」と持ちかけたのが『レイダース』だった。『レイダース』のストーリーは冷静に考えてみるとかなり荒唐無稽なものだが、稀代のヒットメーカー2人がこの企画に夢中になったのには大きな訳があった。